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マーケティングを仕事にしているのに、自分の香りだけは「なんとなくの思い込み」で選んできました。「いい香水を一本キメればモテる」と、本気で思っていたんです。今回はその思い込みを、働く女性300人の本音にぶつけてみました。

クロモリさんの「答え合わせ」、私も楽しみにしていました。香りの悩みは、つい一人で抱え込みがちです。でも300人の声を借りれば、「自分だけじゃなかった」と少し肩の力が抜けるはずです。気になる発見から読み始めてもらえれば、と思います。
私も女性目線で、クロモリさんと話しながら納得する結果が出てきました。
香りで好印象を持たれたい。そう思ったとき、多くの人がまず「どの香水を買おう」と考えます。
でも今回の調査では、その出発点そのものが、女性の本音と少しずれていることが見えてきました。
働く女性300人が「男性につけてほしい」と答えた香りの1位は、香水ではありませんでした。それどころか、香水は順位の上では下のほうです。
ただし「香りに意味がない」という話ではありません。いい匂いの男性に惹かれた経験がある女性は、約半数。香りはちゃんと印象を左右しています。大切なのは、香らせ方でした。
この記事では、その本音を6つの質問から一つずつ見ていきます。クロモリの思い込みが、データの前でどう変わっていったか。同じ思い込みを持っている人は、ぜひ一緒に確かめてみてください。
本記事の調査データは、市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)による独自調査に基づきます。対象は香りグッズの購入経験がある20〜40代の働く女性300名、2026年6月実施。対象は「香りを気にする層」であり、働く女性全般の傾向とは異なる場合があります。
本記事には商品へのリンクが含まれ、リンク経由のご購入で香LIGが販売手数料を得る場合があります。掲載順位や評価は手数料の有無に左右されません。特定企業からの広告出稿・商品提供・金銭提供による順位操作は一切行っていません。
※本記事は香りを気にする働く女性300人への調査結果に基づきます(調査概要は記事末尾)。香り選びの提案は香LIG編集部の解説で、調査結果そのものではありません。
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目次(クリックでジャンプ)
- 結論 女性が選んだ「男性につけてほしい香り」TOP3
- そもそも香りは印象に効くのか 約半数が「惹かれた経験」あり
- 系統別で見る「つけてほしい香り」全ランキング
- アイテム別で見ると香水は5位 1位は「残り香」だった
- 女性が苦手と感じる香りワースト
- 女性がいちばん見ているのは「清潔感」だった
- 年代で変わる「好かれる香り」の正解
- 「無難に好かれる香り」と「印象に残る香り」は別物
- 軽い香水なら「清潔感」と「印象」を両立できる
- 女性の本音から導く香り選び3ステップ
- 香水に対する男性からのよくある質問
- 300人の女性に聞いた【男性につけて欲しい香水】アンケート調査の結果一覧
- 300人の女性に聞いた【男性につけて欲しい香水】アンケートまとめ| 香りは「足し算」より「引き算」

内心、シトラスやウッディあたりが上位だろうと予想していました。フタを開けたら、もっと素朴で、もっと本質的な答えが返ってきたんです。
男性につけてほしいと思う香りの系統」を聞いた結果、上位3つはこうなりました。
| 順位 | 香りの系統 | 選んだ人の割合 |
|---|---|---|
| 1位 | シャンプー・洗いたてのような香り | 33.3% |
| 2位 | 石けん・サボン系(清潔感のある香り) | 32.3% |
| 3位 | シトラス・柑橘系(爽やかな香り) | 29.0% |
上位を占めたのは「清潔感」と「洗いたて」のキーワードでした。香水の銘柄でも、香調の知識でもありません。「ちゃんとお風呂に入っている人」という印象が、いちばん上にきています。
女性が香りに求めていたのは「いい香水をつけている」というアピールではなく、「清潔にしている人だ」という安心感でした。香りで自己主張するより、清潔感の延長としてさりげなく香るほうが好まれる、ということです。

マーケの言葉に置き換えると、これは「足し算より引き算」の世界でした。情報を盛るほど伝わると思っていた発信者に、「そんなに主張しなくていいですよ」と静かに言われた感覚です。主役は香水という商品ではなく、清潔感という状態だったんですね。

女性が見ているのは「いい香りかどうか」より「ちゃんとしてそうな人かどうか」なんですよね。すれ違って洗いたての香りがすると、それだけで「丁寧に暮らしてそう」と感じてしまう。香りが、その人の生活を想像させるんですね。
きちんと感と清潔感のある男性は「知りたい」一歩となる方も多いのでは。

もう一つ、僕は「男の香りなんて、そんなに気にされてないだろう」とも思っていました。これも、見事に外れました。
「いい匂いの男性に惹かれた経験はあるか」を聞いたところ、「はっきり惹かれた経験がある」が13.3%、「『いいな』と意識したことがある」が34.7%。
合わせて48.0%、約半数の女性が、男性の香りに何らかの形で反応していました。
「いいなと意識した」「好印象だった」を合わせると、約7割が、香りで誰かを良く感じた経験がありました。香りは、想像以上にその人の印象を左右しています。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
これを年代別に見ると、効き方に差が出ます。
| 回答 | 20代 | 30代 | 40代 |
|---|---|---|---|
| はっきり惹かれた経験がある | 12% | 19% | 9% |
| 「いいな」と意識したことがある | 46% | 26% | 32% |
| 印象は良くなるが恋愛感情とは別 | 27% | 23% | 22% |
| 特にない | 9% | 20% | 34% |
| 覚えていない・わからない | 6% | 12% | 3% |
| 惹かれた+意識した(合計) | 58% | 45% | 41% |
注目は20代で、「惹かれた」と「意識した」の合計が58%。
3人に2人近くが、香りで男性を意識した経験を持っています。
年代が上がると「特にない」が増え、反応はややおだやかになる傾向です。

「香りで人を好きになるなんて大げさ」と思われるかもしれませんが、これは私にも覚えがあります。
すれ違った瞬間に「あ、いい匂い」と顔を上げてしまう。意識する前に、もう反応しているんです。
ただ一つ前提があって、今回答えてくれたのは、もともと香りに敏感な人たちです。相手がそういうタイプなら、心づかいはちゃんと届きます。でも、届け方を間違えると逆に効いてしまう。
その境目を、この先で見ていきましょう。
TOP3だけでは見えない部分があるので、全体の順位も見てみましょう。
1位は「シャンプー・洗いたて系」。上位3つは、ぜんぶ“清潔感”の香りでした。多くの女性が求めているのは、香水らしい香りより「清潔で自然な空気感」なんです。
年代でこんなに違う(甘い香りは若い世代に人気)
| 香りの系統 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 |
|---|---|---|---|---|
| シャンプー・洗いたて系 | 33.3 | 32.0 | 33.0 | 35.0 |
| 石けん・サボン系 | 32.3 | 31.0 | 33.0 | 33.0 |
| シトラス・柑橘系 | 29.0 | 23.0 | 31.0 | 33.0 |
| フローラル・甘め | 15.3 | 22.0 | 13.0 | 11.0 |
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
1位のシャンプー・洗いたて系は、お風呂上がりのような清潔な香りです。香水というより「身だしなみが行き届いている人」の印象につながります。
2位の石けん・サボン系も清潔感そのもので、上位2つはどちらも清潔感系でした。
見逃せないのが「香りはつけず、無臭・自然体がいい」が23.0%もいたことです。
4人から5人に1人は、むしろ無理に香らせないでほしいと考えています。

香りを売る側にいる僕には、なかなか耳の痛い数字でした。香りは「つけるほど良い」ものではない。相手によっては「何もつけない」が正解になることもある。引き算どころか、ゼロが答えのケースもあるわけです。

「無臭がいい」を選んだ女性も、無関心なわけではないと思います。
むしろ香りに敏感だからこそ、人工的な香りより、その人自身の清潔な感じが好き、ということ。だから何もしないのが正解ではなくて、香りで足すより、お風呂や洗濯をていねいに……が近いと思います。最下位だったフローラルも、若い世代では人気が上がります。これは後半でくわしく、クロモリさんにアンケートを読み解いてもらいましょう。

このアンケート結果には、いちばん驚かされました。「どんなアイテムで香らせてほしいか」も聞いたのですが、香りの仕事をしている僕としては、当然「香水」が上位にくると思っていたんです。
いちばん多かったのは「ボディソープやシャンプーの残り香」。香水で自分から主張するより、すれ違ったときに自然に香るくらいが好まれていました。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
1位は「残り香」の38.3%で、香水の約2倍でした。多くの女性が求めていたのは、香水で決めた香りではなく、「お風呂や洗濯の延長で、ほのかに香る」状態だったようです。
ここで早とちりして「香水はいらない」と考えるのは、少し違います。嫌われていたのは香水という存在そのものではなく、その香らせ方でした。つけ方しだいで、香水でも残り香に近い状態はつくれます。具体策は後半でお伝えします。

「残り香1位、香水5位」という結果は、商品単体で勝負すると弱く、日々の習慣の延長線上にあるものが強い、という構図そのものでした。新しい何かを足すより、すでにある生活を整えるほうが届く。香りに限らず、いろいろな場面で効く考え方だなと思います。

「無臭がいい」を選んだ女性も、無関心なわけではないと思います。
残り香が好かれるのは、「狙ってない感じ」がするからだと思います。香水だと「香らせにきたな」と分かってしまう。でも、ふっと香るシャンプーやお洗濯の香りは、本人が意識していない自然さがある。女性って、その「気負っていない感じ」に安心するんです。頑張りが見えないほうが、むしろ好感度が上がるというか。普段から清潔でいい匂いがしそう!と感じるのではないでしょうか。

ここは、女性のいちばん正直なところが出ます。男性には少し厳しい結果かもしれませんが、知っておくとスメハラ対策にも。好感と親しみの一歩にしてみてください。
とくに多かったのは「強すぎる香水」と「体臭をごまかしたような香り」。どちらも約半数の人が苦手と答えました。香りは、やりすぎると逆効果になりやすいんです。
年代が上がるほど“強い香水”が苦手に
| 苦手な香り | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 |
|---|---|---|---|---|
| 強すぎる香水 | 51.7 | 38.0 | 54.0 | 63.0 |
| 体臭・加齢臭のごまかし | 50.0 | 40.0 | 49.0 | 61.0 |
| 甘すぎる香り | 36.3 | 25.0 | 42.0 | 42.0 |
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
苦手の1位は「強すぎる香水」で51.7%。半数を超えました。2位は「体臭・加齢臭をごまかしたような香り」で50.0%です。
良かれと思って香水を強めにつけると、この2つの両方に近づいてしまうことがあります。ニオイを香りで覆い隠そうとするほど、苦手とされる方向に進みやすい、という構造でした。
さらに「素敵な香りがする男性への感じ方」を聞くと、最も多かったのは「つけすぎていると、かえって警戒してしまう」の31.3%。「とても魅力的に感じる」13.0%を上回りました。
じつは「いい香り=好印象」と「つけすぎは警戒する」が、ほぼ同じ割合で並びました。いい香りと“やりすぎ”は、ほんの紙一重なんです。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。

冒頭で「ちょっと多めにシュッと」と言っていた過去の僕、ここで完全に反省です。香りで好印象を狙って足すほど、警戒されやすくなる。「魅力的」を狙ったはずが「警戒」を生む、というのは、やりすぎてかえって印象を損なう典型でした。

エレベーターや満員電車で、香水がふわっときて思わず息を止めた経験、女性なら一度はあると思います。あの感覚です。しかも怖いのは、香りが強い人ほど「何か隠してる?」と勘ぐられてしまうこと。本人は良くしようとしているだけなのに、です。だからこそ、上書きするより、まず元のニオイをケアして、香りはほんの少し。順番さえ守れば、この地雷はほとんど踏みません。

ここまでの伏線を、女性たちが一言で回収してくれました。
いちばん大切にされていたのは、やっぱり「清潔感」。香りそのものの良し悪しより、清潔で自然に感じられるかが選ばれる決め手でした。
子どもがいると見る視点が変わる
| 大切にすること | 全体 | 子どもなし | 子どもあり |
|---|---|---|---|
| 清潔感があること | 32.0 | 36.5 | 23.3 |
| シーン・TPOに合う | 15.0 | 11.7 | 21.4 |
| 自分の好みに合う | 16.3 | 13.7 | 21.4 |
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
1位は「清潔感」の32.0%でした。「自然さ」「控えめさ」も上位で、ここまでの結果と重なります。女性が見ているのは香りの良し悪しそのものより、「清潔感が伝わるかどうか」のようです。

面白いのは、僕はずっと「どんな香りが好きか」を聞いているつもりだったのに、返ってきた答えの軸は「香り以前の状態」だった点です。質問と本音が、最初から少しずれていた。商品の言葉に訳すと、女性は香りの機能ではなく安心を見ている、ということ。スペックを磨くより安心を設計する。300人が、それを香りで教えてくれました。

清潔感って、つきつめると「この人はちゃんと自分を大事にしているか」を見ているんだと思います。香りはその一部でしかなくて。爪とか、シャツの襟とか、そういう細かいところと同じ列に香りがある感じです。だから高い香水である必要はなくて、整っている人だな、と伝わればそれでいい。むしろ、そのほうがずっと好印象です。
「清潔感が大切」とわかっても、相手の年代でツボは少し変わります。各年代100人を比べました。
| 年代 | 香りに惹かれた・意識した | つけすぎを警戒 | 清潔感で好印象 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 58% | 27% | 26% |
| 30代 | 45% | 30% | 30% |
| 40代 | 41% | 37% | 36% |
20代は香りへの反応がいちばん良い世代です。香りで印象を残しやすく、つけすぎへの警戒は比較的おだやかでした。爽やかな香りをさりげなく香らせるのが向いています。
年代が上がるほど、清潔感をしっかり見て、つけすぎに敏感になります。40代では警戒が37%、清潔感重視が36%でした。この年代に好印象を持たれたいなら、香りを足すより清潔感を整えるほうが安心です。

年代でこんなに違うんだ、と私も驚きました。若いときは「いい香り」にときめく余白が大きくて、年を重ねると「無理してないか」を先に見るようになる。どちらが正しいということではなくて、相手の世代で見ているところが違うだけなんです。だから、同じ香りでも相手によって量やつけ方を変えるだけで、印象はずいぶん変わるんでしょうね。

ここでまた、思い込みをひっくり返されました。「いい匂いの男性に惹かれた経験がある女性」と「ない女性」で好みを比べてみたら、まるで別の人たちのように違っていたんです。
惹かれた経験がある女性は144人、ない女性は156人。好みの香りの系統には、こんな差が出ました。
| 香りの系統 | 惹かれた経験あり | なし | 差 |
|---|---|---|---|
| フローラル・甘め系 | 22.9% | 8.3% | +14.6pt |
| シトラス・柑橘系 | 36.1% | 22.4% | +13.7pt |
| 無臭・自然体がいい | 17.4% | 28.2% | −10.8pt |
| こだわりはない | 4.2% | 17.9% | −13.8pt |
全体では最下位だったフローラル・甘め系が、この層では約3倍に伸びています。シトラスも大きく増えました。香りに惹かれる女性は、無臭やこだわりなしを選ぶ層ではなかった、ということです。
アイテムでも、同じ逆転が起きます。
| アイテム | 惹かれた経験あり | なし | 差 |
|---|---|---|---|
| 香水・フレグランス | 28.5% | 12.2% | +16.3pt |
| 柔軟剤の香り | 34.7% | 21.2% | +13.6pt |
| ヘアミスト | 26.4% | 14.1% | +12.3pt |
全体では5位だった香水が、惹かれる女性に絞ると倍以上に伸びて主役級になりました。さらにこの層は「最も大切なこと」でも、清潔感(21.5%)より「自分の好みに合うか」(22.9%)を重視していました。惹かれない層では清潔感が41.7%です。

平均値を見て「フローラルはなし」と切り捨てると、いちばん響く層を逃す。これは仕事でもよくやる失敗でした。香りには2つの戦略があります。万人に嫌われない「守り」は、残り香や石けん系で清潔感を整え、つけすぎない。特定の相手に印象を残す「攻め」は、香水やヘアミストで相手の好みに寄せて香らせる。狙いが違えば、選ぶ香りも変わります。

同じ「女性」でも、香りにときめくタイプと、香りより清潔感で安心したいタイプがいるんですね。
本命がもう決まっているなら、その人が好きそうな香りに寄せたほうが響きます。でも、まだ相手が分からない場面なら、まずは清潔感で。誰を相手にしているかで、正解が変わる。これは恋愛に限らず、女性側もそうやって人を見ているんだなと、同性としても改めて思いました。

ここで多くの人が、かつての僕と同じ壁にぶつかります。「清潔感も欲しいけど、印象にも残したい。両方は無理なのか」と。
結論から言うと、両立はできます。鍵は、女性が嫌っていたのが「香水」ではなく「強さ」だった、という事実です。
苦手の1位は「強すぎる香水」でしたが、香水というアイテムそのものを否定する声ではありませんでした。最近は香り立ちがおだやかなタイプの香水(オードトワレやコロンなど)も増えています。つけ方を工夫すれば、清潔感のある残り香に近い状態をつくれます。
残り香のように香らせるコツは、次の3つです。
- 量を少なめにする。ワンプッシュを基本にして、足し算をしない。苦手1位の「強すぎる香水」を避けやすくなります。
- つける位置を下げる。胸元やうなじより、ウエストや足首など低い位置につけると、香りがふわりと立ち上り、すれ違ったときに香る残り香に近づきます。
- 距離感を意識する。「自分では気づかないくらい」が、相手にはちょうどいい強さです。

実は僕自身、強い香りを浴びると頭が痛くなってしまうタイプで、香水はちょっと苦手なんです。でも街に出ると、つけすぎている男性の多さに気づきます。きっと本人は良かれと思っているんですよね。昔の僕の思い込みと同じで。だからこそ「自分では気づかないくらい」という引き算は、つける側にも、まわりにいる人にも、ちょうどいい塩梅なんだと確信する結果でした。

同じ「女性」でも、香りにときめくタイプと、香りより清潔感で安心したいタイプがいるんですね。
その「自分では気づかないくらい」、女性側からすると本当にちょうどいいんです。近づいたときに「あれ、いい香り」と気づくくらいが、いちばん心に残る。常に香っている人より、ふとした瞬間だけ香る人のほうが、印象に残りますし、もう一度近づきたくなります。引き算はが上手な男性は、粋で素敵だと感じる女性も多いと思います。
清潔感系やシトラス系は、もともと残り香と相性のいい香り立ちです。守りを固めたいならこの方向、印象も残したいならシトラスから軽めのフローラルを少しだけ。具体的な銘柄は、香LIGの香水ガイドで系統別に紹介しています。
<!– 関連記事リンクカード:「清潔感系おすすめ香水」記事へ/「シトラス系おすすめ」記事へ –>
※おすすめの香りタイプは香LIG編集部の選定で、調査結果そのものではありません。

ここまでの調査結果を、明日からの行動に落とし込みましょう。
むずかしく考えなくて大丈夫です。順番だけ覚えてください。
STEP1 清潔感をベースにする まずは残り香・石けん系・シャンプー系から。失敗しにくい土台です。女性が最も大切にしていたのは清潔感の32.0%でした。香りを選ぶ前に、土台を整えます。
STEP2 つけすぎない 香水を使うなら、軽いタイプをワンプッシュ。残り香に近づけることを意識すれば、苦手1位の「強すぎる香水」を避けやすくなります。「もう少し香らせたいな」と思ったところで、ぐっと止めるのがコツです。
STEP3 相手とTPOに寄せる 本命に印象を残したいなら、相手が好みそうな系統(シトラスから軽めのフローラル)を軽めに。年代が上の相手ほど、清潔感を丁寧に整えるほうが安心です。
守りで土台をつくり、攻めは相手に合わせて軽く乗せる。これが、300人の本音から見えた香り選びの形です。

この順番、女性のメイクやスキンケアとまったく同じなんです。下地を整えてから、色をのせる。土台を飛ばして香りだけ足すと、ちぐはぐになる。だから難しく考えず、まず清潔に、それから少しだけ。それだけで、ぐっと印象が変わります。

ここからは、僕が香水の専門店をまわって、販売員さんに直接聞いてきた現場の声を中心にお答えします。調査データと、プロの言葉。両方を突き合わせると、けっこう腑に落ちます。
Q 香水はつけないほうがいいですか?
いいえ。嫌われていたのは「強すぎる香水」であって、香水そのものではありません。ある販売員さんが「香水は、ボトルの中ではまだ未完成。肌に乗って、体温やその人の匂いと混ざって初めて完成する」と話してくれました。強さで勝負する道具ではなく、自分となじませて使うもの。軽いタイプを少量、残り香のように香らせれば問題ありません。
Q どこに何プッシュつければいいですか?
これがいちばん目からウロコでした。僕は最初、手首にひと吹きして首筋へ、とやって自分の香りに酔ってしまいました。プロに相談すると「手首や首は鼻に近いから、ダイレクトに匂いすぎる」とのこと。一日中香水に囲まれて働く販売員さんは、お腹やひざの裏、足首など低い位置につける人が多いそうです。香りは下から立ち上るので、鼻から遠い位置につけると、動いたときに襟元からふわりと香る残り香に近づきます。量は基本ワンプッシュです。
Q 無難なのは何系ですか?
清潔感系(シャンプー・石けん)かシトラス系です。今回の調査でも上位で、苦手と答える人が少ない方向でした。ある英国系ブランドのお店で「石けん系はありますか」と聞いたら、石けんそのものの香りは置いておらず、洋梨や海塩といった自然な素材で清潔感を表現しているそうです。ジャンル名より「すっきり、自然に香るか」で選ぶと外しにくい、ということでした。
Q 甘い香りは避けるべきですか?
全体では支持が低めですが、「香りに惹かれる女性」に絞るとフローラル・甘め系の支持が約3倍に上がります。本命の好みがわかっているなら、選択肢のひとつです。販売員さんの「これは大人っぽいバニラなんです」という一言が印象的でした。甘い香りにも大人の表情があり、重ね付けで角を取ることもできます。頭ごなしに避けるのは、もったいないかもしれません。
Q 汗ばむ季節は香水を強めにしたほうがいいですか?
逆効果になりやすいので注意です。汗のニオイを香水で覆おうとすると、苦手2位の「体臭・加齢臭をごまかしたような香り」に近づいてしまいます。まずは制汗剤やデオドラントでニオイの元をケアし、香りは軽く重ねるのがおすすめです。制汗剤・デオドラントはアイテム別でも2位(33.7%)に入っていました。香りは「強める」より「つけ直す」のがコツで、軽い香水ならお昼や夕方にサッと重ねると、一日ほどよく香らせやすくなります。出かける30分ほど前につけておくと、強いトップノートが落ち着いて、まろやかに香ります。
Q 相手の好みがわからないときはどうすればいいですか?
迷ったら「守り」、つまり清潔感系・シトラス系を選べば大きく外しません。調査でも上位で、苦手と答える人が少ない方向でした。一方で、自分用の一本を選ぶときに、ある販売員さんの「直感でいい匂いと思ったものが、今のあなたに必要なものですよ」という言葉も忘れられません。相手に寄せるなら守り、自分が心地よくいたいなら直感。この使い分けがしっくりきます。

販売員さんの言葉、どれも本質的ですね。とくに「香水は肌の上で完成する」という話が好きです。同じ香水でも、人によって少しずつ違う香りになる。だからこそ、誰かの正解をそのまま真似るより、自分に合う一本を、軽く、ていねいに。それがいちばん自然で、好かれる香り方だと思います。
300人の女性に実際に聞いた設問と、回答結果の全データです(n=300)。
Q1 男性につけてほしいと思う香りの系統(複数回答)
1位は「シャンプー・洗いたて系」。上位3つは、ぜんぶ“清潔感”の香りでした。多くの女性が求めているのは、香水らしい香りより「清潔で自然な空気感」なんです。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
| 選択肢 | 回答率 | 人数 |
|---|---|---|
| シャンプー・洗いたてのような香り | 33.3% | 100 |
| 石けん・サボン系(清潔感のある香り) | 32.3% | 97 |
| シトラス・柑橘系(爽やかな香り) | 29.0% | 87 |
| ウッディ・ムスク系(落ち着いた大人っぽい香り) | 23.7% | 71 |
| 香りはつけず無臭・自然体がいい | 23.0% | 69 |
| ミント・ハーブ系(クールな香り) | 19.0% | 57 |
| フローラル・甘めの香り | 15.3% | 46 |
| 特にこだわりはない | 11.3% | 34 |
Q2 男性に使ってほしいアイテム(複数回答)
いちばん多かったのは「ボディソープやシャンプーの残り香」。香水で自分から主張するより、すれ違ったときに自然に香るくらいが好まれていました。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
| 選択肢 | 回答率 | 人数 |
|---|---|---|
| ボディソープ・石けん・シャンプーの残り香 | 38.3% | 115 |
| 制汗剤・デオドラント | 33.7% | 101 |
| 柔軟剤の香り | 27.7% | 83 |
| ハンドクリームなどスキンケアのほのかな香り | 23.7% | 71 |
| 香水・フレグランス | 20.0% | 60 |
| ヘアミスト・ヘアフレグランス | 20.0% | 60 |
| 特にこだわらない | 13.0% | 39 |
Q3 つけてほしくない・苦手だと感じる香り(複数回答)
とくに多かったのは「強すぎる香水」と「体臭をごまかしたような香り」。どちらも約半数の人が苦手と答えました。香りは、やりすぎると逆効果になりやすいんです。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
| 選択肢 | 回答率 | 人数 |
|---|---|---|
| 強すぎる香水 | 51.7% | 155 |
| 体臭や加齢臭をごまかしたような香り | 50.0% | 150 |
| 人工的・ケミカルに感じる香り | 41.0% | 123 |
| 甘すぎる香り | 36.3% | 109 |
| いくつもの香りが混ざっている | 33.3% | 100 |
| 強い柔軟剤の香り | 31.7% | 95 |
| 苦手な香りは特にない | 7.3% | 22 |
Q4 男性の香りで最も大切だと思うこと(単一回答)
いちばん大切にされていたのは、やっぱり「清潔感」。香りそのものの良し悪しより、清潔で自然に感じられるかが選ばれる決め手でした。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
| 選択肢 | 回答率 | 人数 |
|---|---|---|
| 清潔感があること | 32.0% | 96 |
| 自然であること(人工的でない) | 18.3% | 55 |
| ほのかに香る程度の控えめさ(つけすぎないこと) | 18.0% | 54 |
| あなたの好みに合っていること | 16.3% | 49 |
| シーン・TPOに合っていること | 15.0% | 45 |
Q5 素敵な香りがする男性への感じ方(単一回答)
じつは「いい香り=好印象」と「つけすぎは警戒する」が、ほぼ同じ割合で並びました。いい香りと“やりすぎ”は、ほんの紙一重なんです。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
| 選択肢 | 回答率 | 人数 |
|---|---|---|
| つけすぎていると、かえって警戒してしまう | 31.3% | 94 |
| 清潔感があり、好印象を持つ | 30.7% | 92 |
| 印象に残りやすく、記憶に残る | 17.0% | 51 |
| とても魅力的に感じる | 13.0% | 39 |
| 特に何も感じない | 8.0% | 24 |
Q6 いい匂いの男性に「惹かれた」と感じた経験(単一回答)
「いいなと意識した」「好印象だった」を合わせると、約7割が、香りで誰かを良く感じた経験がありました。香りは、想像以上にその人の印象を左右しています。
※市場調査サービス「シラベル」(air Inc.)調べ/香りグッズ購入経験のある20〜40代の働く女性300名/2026年6月。対象は「香りを気にする層」です。
| 選択肢 | 回答率 | 人数 |
|---|---|---|
| はい、「いいな」と意識したことがある | 34.7% | 104 |
| 印象は良くなるが、惹かれる・恋愛感情とは別 | 24.0% | 72 |
| いいえ、特にない | 21.0% | 63 |
| はい、はっきり惹かれた経験がある | 13.3% | 40 |
| 覚えていない・わからない | 7.0% | 21 |
調査の概要
調査名 働く女性が「男性につけてほしい香り」に関する意識調査 調査主体 air Inc.(市場調査サービス「シラベル」)/企画・発信 香りのメディア「香LIG」 調査対象 20〜40代の働く女性で、香りグッズを購入した経験がある人(香りを気にする層) 有効回答数 300名(20代・30代・40代 各100名) 調査期間 2026年6月4日 調査方法 インターネット調査(市場調査サービス「シラベル」を使用)
※本調査は「香りグッズの購入経験がある人」を対象としています。「働く女性一般」ではなく「香りを気にする働く女性」の傾向としてご覧ください。引用の際は「市場調査サービス『シラベル』(air Inc.)調べ」と明記してください。
URL: https://air-marketing.co.jp/

マーケターを名乗りながら香りは思い込みの塊だった僕が、300人の本音から学んだのは「足し算より引き算」というシンプルな答えでした。香りで主張するより、清潔感のある残り香をまとうほうが好かれる。香水は強くするほど警戒される。僕がやってきたことの、ほぼ逆でした。

女性目線でまとめると、見ているのは香りそのものより「ちゃんと自分を整えている人かどうか」です。だから難しく考えなくて大丈夫。まず清潔感を整えて、香りは近づいたときにふっと気づくくらい。それだけで、すれ違った相手の記憶に、やさしく残ります。
土台の清潔感を整えてから、低い位置にひと吹き。守りで土台をつくり、攻めは相手に合わせて軽く乗せる。まずは清潔感系かシトラス系から、気軽に試してみてください。「なんかいい人だな」と思われる香りは、強さではなく、ちょうどよさの中にありました。
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