すれ違った時にいい匂いがふわりと香ってきて、思わず足を止めてしまったことはありませんか?
香水は好きな香りを日常的に楽しみながら、周りの方がへの気配りのためにつける方も多いファッションアイテムです。
ところが間違った付け方をするとちょっぴり下品な印象を与えてしまったり、相手を不快にさせてしまうことも。
香水の正しい付け方を知ることもマナーだと言えます。
- 香水の正しい付け方を知りたい!
- 私の香水の付け方ってあってるのか不安・・・
- 香水臭いって言われた!香水のちょうどいい付ける量を知りたい!
- 朝付けても途中で香水の匂いが終わってしまう。良い香りを帰宅するまで保つには?
この記事では、メンズ・レディース香水を気持ちよくつけたい方に向けて、「すれ違った時にいい匂いがふわりと香る」正しい香水の付け方を調査しました。
「香水がきつい」「香水臭い・・・」と言われたとお悩みの方も、もう一度自分の香水の付け方を確認して、香水を人生を潤すアイテムにしていただけたら嬉しいです。
すれ違った時に
いい香りを求める人へ。
相手に気がついてもらえる
魔法のかけ方
監修/調査
監修
香水アドバイザー
経歴
大手エステサロンに20年勤務
実績
トップセールスを経験。1万人以上のカウンセリング。
お店
独立し、自分のお店をオープン
担当
ライター/調査
経歴
フラワー/Web関連に15年携わり、執筆や制作を行う。
実績
サロンHP立ち上げ運営を行い2ヶ月で予約を2倍
お店
ECショップ経営しながら、air Inc.にて市場調査を担当
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正しい香水の付け方を知っていますか?
香りはその人の印象を決める大切な要素の一つ。
すれ違った時にいい匂いがふわりと香ると、ついつい振り向いてしまいたくなることも。
オフィスシーンやデートでも、近寄った時に自分も相手もいい香りだと感じる基準も「ふわり」と香る、ちょうどいい塩梅が大切です。
ここではメンズ・レディース共通の「すれ違った時にいい匂いがふわりと香る」香水の付け方の5つのポイントを解説します。
すれ違った時にいい匂いが香る香水の付け方のポイント6つ
香水をつける際には次の5つのポイントに気を配ってみてください。
- 香水の持続時間
- 香水のプッシュの回数
- 香水をつける身体の場所
- 香水をつける時のボトルと身体の場所の距離
- 香水をつける時のお肌の状態
- 香水をつける外出前の時間
香水を付けるポイントは、香水の種類によっても異なってきます。
ご自分が纏いたい香水の種類をまずは確認してみましょう。
香水の持続時間
賦香率によるフレグランス(香水)の種類によって、香水の持続時間は異なります。以下を参考にしてみてください。
種類 | 賦香率(%) | 持続時間 | 特徴・用途 |
---|---|---|---|
パルファン/Parfum/Extrait | 15~30 | 5~7時間 | 最も豪華で深みがあり、持続時間が長いのが特徴。フォーマルな席に相応しい格調高いタイプ。いわゆる日本語で「香水」と呼ばれるもの。 |
オードパルファン/Eau de Parfum/Esprit de Parfums | 8~15 | 5時間前後 | パルファンとオードトワレの中間。持続力はありながらオードトワレに近い気軽さで、近年人気が高いタイプ。 |
オードトワレ/Eau de Toilette | 5~8 | 3~4時間 | カジュアルな感覚で、朝からでも気兼ねなく使える最もポピュラーなタイプ。 |
オーデコロン/Eau de Cologne | 3~5 | 1~2時間 | オードトワレよりも更にカジュアルだが、最近では少なくなってきているタイプ。ファッション性を追求するよりは、スポーツタイムや湯上り、お休み前などに全身へたっぷり使えるライトな香りで、リフレッシュ効果も得られる。 |
香水のプッシュの数
香水の種類によって異なります。
香水の適量は基本的には1プッシュと言われています。
香水の種類を参考に、以下の表を参考にプッシュする回数の目安にして、香水をつけてみてくださいね。
プッシュ回数 | 持続時間 | 表記 | 香料濃度 | |
---|---|---|---|---|
オーデコロン | 2〜3 | 1〜2時間 | EDC | 2~5% |
オードトワレ | 1〜2 | 3~4時間 | EDT | 5~10% |
オードパルファム | 1 | 4〜6時間 | EDP | 10~15% |
パルファム | 1 | 5〜7時間 | ➖ | 15~30% |
1プッシュでも香りが強い!と感じる場合もあります。
パルファムやオードパルファムは香料濃度が高いため、特に「キツく」なりやすい香水です。
1プッシュでも香りが強いと感じたら、コットンに香水を含ませて、軽く叩くように香り付けする方法を試してみてくだい。
香水をつけるのに最適な身体の場所
日本フレグランス協会のガイドラインによれば、以下のように説明されています。
基本的に、胸よりも下の方が上品に香ります。衣類はなるべく避けてください。男性も同じです。
日本フレグランス協会のガイドライン
香水は温度によって香りの強弱が変わります。
血管近くの体温の高い場所につけると、少ないプッシュ数でもしっかりと香り、早く香りが飛んでしまいます。
特に、体温が引くいウェストやももの内側では、香水はさりげなく香り長持ちします。
すれ違った時にいい匂い!ふわりと香る場所
日本フレグランス協会のガイドラインによれば、以下のように説明されています。
洋服を着る前やメイクの前に、肩、ウエスト、膝や太ももの内側など肌に直接つけてください。そうすることによって香りが肌の上でまろやかになり、ほのかで雰囲気のある印象を生むことができます。
日本フレグランス協会のガイドライン
すれ違った時にいい匂いがふんわりとする・・・そんな香りを纏いたい場合は、足首・膝裏・太もも・ウェストなどがおすすめです。
香りは下から上に上がってくる性質があります。
そのため、上半身に香水を付けるよりも下半身に付けた時の方が、ゆっくりと香りが広がっていきます。
ふんわり付けるなら腰よりも下がオススメです。
効果を持続させる方法!
香りには、持続時間があります。その効果を持続させるには以下の方法が適切です。
気がついたらほんの少し膝の内側などに付け足してください。付け足すことによって持続効果が期待できます。男性の場合も衣服の中、ズボンの裾にスプレーしましょう。
日本フレグランス協会のガイドライン
オーデコロンやオーデトワレは、香水によっては香りが薄い!と感じる場合もあります。
そんな場合には耳の裏や、手の甲にプッシュするのがおすすめ!
手の甲へのプッシュについては後述【もっと知りたい!すれ違った時にいい匂いがふわりと香る、香水の付け方】もヒントにしてみたくださいね。
香水はどれくらいの距離でプッシュする?
香水をつける部位を決めたら、その部位から15〜20cmほど離してプッシュしましょう。
香水と肌の距離が近すぎると、液体のまま1箇所だけに集中的についてしまい、香りがきつくなる原因となります。
肌から離した場所でプッシュする事で、香水がミスト(霧)状に広がり、お肌に付着してくれるのです。
上半身にふんわりと香水の香りを纏いたいと言う方には「空中散布」方法も。
香水を空中に噴霧してその中をくぐって香水を付ける方法です。
空中にプッシュされた香水はミスト状になっているため、分散した香りを纏うことができます。
ただし、噴霧する量が多すぎると服が香水で濡れてシミなったりすることがあるので気をつけて。
香水は清潔なお肌につけましょう
香水は清潔なお肌に付けて楽しむのがおすすめです。
特に気をつけたいのは、汗や皮脂。
香水の繊細な香りは汗や皮脂にも反応してしまいます。
付けるタイミングとしておすすめなのは入浴やシャワーの後。
汗が止まっている状態でつけましょう。
シャワーなどが難しい場合は、付ける場所の汗をよく拭き取ってつけてみてください。
お出かけ前の香水を付けるタイミング
香水は出かける30分ほど前に付けるのがベストです。
香水はトップノート・ミドルノート・ラストノートと時間ごとに変化する香りを楽しむアイテム。
程よく香る、香りと中心となるのはミドルノートと言われています。
その香りが香る頃に外出するのがおすすめです。
付けてからの時間 | |
---|---|
トップノート | 5〜10分 |
ミドルノート | 30〜1時間 |
ラストノート | 最後に感じる香り |
香水をすれ違った時にいい匂いがふわりとするように付けるのは「外出30分前に1〜3プッシュ、汗をかきにくい清潔な場所」に付けるのが効果的なんですね!
梅雨や雨の日には、香水の香りが強くなる。
と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
梅雨や雨の日は、湿気が多くなっています。
空気中に水の分子が多く含まれていると、香りの分子が広がりづらくなります。
そのため、晴れの日や湿度の低い日に比べると、香りの密度が濃くなります。
香りの密度が濃い状態で空中に広まるので、香りを強く感じてしまうのですね。
香水が1日続くように、たくさん付けよう!
そんなことを思ったことはありませんか?
【お出かけ前の香水を付けるタイミング】でご紹介したように、香水はトップノート→ミドルノート→ラストノートと変化していきます。
気候や体温、香水の種類によって時間が変わることはありますが、多くつけたからと言って「長く香りが持続する」ことはありません。
香水をマナーとして、また、自分の体臭が気になるから・・・とつけられている方は、香りが落ちてしまうことに不安を抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時におすすめなのが「香水アトマイザー」
香水アトマイザーは香水を詰め替えて、少量だけ持ち歩くことができるアイテムです。
外出先や旅行にも「ボトル」を持ち運ぶことなく、香水を持ち運ぶことができます。
香水アトマイザーはスプレータイプとロールオンタイプがあり、それぞれ香り方・付け方が異なります。
香水の種類やシーンによって選ぶことがおすすめです。
【オーデコロン・オードトワレを持ち歩きたい!スプレータイプがおすすめ】
オーデコロンやオードトワレのように軽い香りの香水の持ち運びにはスプレータイプの香水アトマイザーがおすすめです。
吹き出し口から香水をミスト状に噴霧する形式で、ふわりと広範囲に香りがひろがります。
【パルファム・オードパルファムを持ち歩きたい!ロールオンタイプがおすすめ】
少量でも強く香ってくれるパルファム・オードパルファムにの持ち運びには、ロールオンタイプがおすすめです。
直接肌につけていくタイプなので、少量でピンポイントに香水を付けることができます。
広い範囲に広がるスプレータイプは噴霧する場所も選ぶ必要がありますが、ロールオンタイプは周囲に香りを広げずに付け足すことができます。
【プラスチック製とガラス製】
香水の劣化を抑えて長時間保たせたい場合は、ガラス製の香水アトマイザーを。
ただし、うっかり落としてしまうと割れてしまうので注意が必要です。
ケース付きのガラス製香水アトマイザーもあります。
持ち歩きやすいのはプラスチック製の香水アトマイザー。
軽く、割れにくく手軽に香水を持ち歩くことができます。
ただし、熱で変形しやすくガラス製に比べると香水が劣化しやすい特徴があります。
もっと本格的な香水の付け方を知りたい方にはこちらの動画がおすすめ!
ルイ・ヴィトンが誇る世界三大調香師ジャック・キャヴァリエ氏による「香水の付け方」です。
※字幕を日本語にしてご覧ください。(香水の付け方は5:20ほど45秒程度です)
ジャック・キャヴァリエ氏が教えてくださるのは、調香師ならではの深く香水の香りを楽しむ方法。
手のひらにプッシュし、手を動かすことで香りが広がると語っています。
手首へのプッシュよりも手の甲にプッシュすることで、広い面積に香水を塗布することで香水のいい匂いがつけている人にも向かっていき心地よい香りを楽しめるのだとか。
また、手首に香水をつけて擦ることはNGと仰っています。
香水が熱せられることで、香水のいい匂いのハーモニーを壊してしまうのだそうです。
よく間違われやすい「香水の間違った付け方」をご紹介します。
この付け方をしていると、すれ違った時にいい匂いがする・・・どころか香水が嫌な匂いに変わってしまうことも。
間違った付け方を知って、香水の魅力を十分に纏いましょう!
- 汗をかきやすい場所に香水を付ける
- 香水を付けて擦る
- 香水を服に付ける
- 香水を髪の毛に付ける
汗をかきやすい場所に香水を付ける
香水は汗や皮脂と合わさると嫌な匂いに変わってしまうことが多いです。
そのため、汗をかきやすい場所には付けないように気をつけて。
夏場のデコルテラインも要注意!実は汗をかきやすい場所なんです。
香水を付けて擦る
香水を手首につけて、手首を擦り合わせる・・・
そんな付け方をしていませんか?
実はこのよくしてしまいがちなこの行動は、香水を付ける時のNG行為なんです。
香水を擦ることで、香りの成分が潰れてしまったり、皮脂と混ざって嫌な香りになってしまいます。
かるくトントンと叩いて、香りを楽しみましょう。
香水を服に付ける
香水を服に付けると、シミになってしまうことがあります。
また、香水は人の肌の温度に合わせて変化も楽しめるように作られています。
香水を服に直接プッシュすることは、お気に入りのお洋服のためにも避けてください。
香水を肌でなく洋服や持ち物につけたい場合は、スカートの裏地やハンカチなどにそっとプッシュして楽しんでみてください。
香水を髪の毛に付ける
香水にはアルコール成分が含まれているため、髪の毛の水分を奪ってキューティクルが失われてしまいます。
キューティクルは髪の毛の艶やまとまりに大切な成分。
髪の毛のためにも、香水を髪の毛に付けるのは避けましょう。
おしゃれな人がつけていることが多い香水。
お肌にも髪の毛にもお洋服にも、嬉しい付け方をして楽しみたいですね🎵
いかがでしたか?
すれ違った時にいい香りがする香水の付け方は、香水の魅力を最大限に活かした品の良い美しい付け方なんですね。
香水を付ける人にも、周りの人にも。
優しく美しい香りの印象が残せる香水ライフの参考にしていただけたら嬉しいです!
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