「センスいい」と褒められるディプティック香水ランキングTOP10|記憶に残る「唯一無二」の選び方

ディプティックまとめ

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「その香水、何?」と聞かれて、ブランド名を答えただけで「センスいいね」と言われる。Diptyque (ディプティック)は、そんな香水です。

パリのサン・ジェルマン大通りにある小さなブティックから始まったディプティックは、香りを通して「どこかで過ごした、忘れられない時間」を届けてくれます。ギリシャの木陰で感じた風、ベトナムの海辺に咲いていた白い花、夜のバーで交わした会話。どの香水にも、創業者たちが旅先で出会った景色が、そのまま閉じ込められています。

ディプティックを選ぶ人は、きっと「香水は、ただいい匂いがすればいいわけじゃない」と思っているはずです。自分が心地よく感じる香り、誰かに覚えてもらえる香り。そういう、自分だけの一本を探しているんじゃないでしょうか。

ただ、だからこそ迷いますよね。「石鹸みたいな清潔感がほしい」「甘すぎるのは苦手」「落ち着く香りってどれだろう」。自分の好みを言葉にするのは、思っているより難しいものです。

ディプティックの香水がおすすめな人

  • 人と被らない、自分だけの香りを見つけたい
  • 香りに「物語」や「記憶」を感じたい
  • 甘ったるい香水や、強すぎる主張が苦手

この記事では、ディプティックの中でも特に愛されている10種類の香水を、できるだけわかりやすくご紹介していきます。

あなたがまだ気づいていない、でも間違いなく「これだ」と思える香りを、一緒に見つけていきましょう。

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目次(クリックでジャンプ)

  1. パリ発「香りの雑貨店」。ディプティックの香水が愛される歴史と理由
  2. 芸能人も愛用。ディプティックの香水が日本でこれほど支持される3つの理由
  3. 【総合】迷ったらこれ! ディプティックの香水ランキングTOP4
  4. 【メンズ】知的でセンスよく見られる男性向けディプティック香水TOP3
  5. 【レディース】ディプティック香水人気ランキングTOP4
  6. ディプティックが選ばれる理由と香りの美意識
  7. 失敗しないディプティックの選び方と効果的な使い方
  8. まとめ
目次へ

パリ発「香りの雑貨店」。ディプティックの香水が愛される歴史と理由

ディプティックは、最初から香水ブランドとして生まれたわけではありません。始まりは、パリのサン・ジェルマン大通り34番地に開かれた、小さな雑貨店でした。

1961年、インテリアデザイナーのクリスチャンヌ・モンタドール=ゴトロ、画家のデズモンド・ノックス=リット、舞台美術家のイヴ・クエロンという3人の友人が、「自分たちが美しいと思ったものを集めた店を作りたい」と意気投合したのが始まりです。

店内には、自分たちでデザインしたファブリックや壁紙、世界中を旅して見つけてきた珍しいオブジェが並びました。イギリスのポマンダー、ドイツのランタン、インドのお香。既存の商品カテゴリーに当てはまらない品揃えは、当時のパリのガイドブックで「何も売っていない店」と皮肉交じりに紹介されたほどです。けれど、それこそが彼らの美学でした。ジャンルではなく、感性でものを選ぶ。その姿勢は、今もディプティックの香水づくりに息づいています。

1961年の創業。画家たちが作った「型破りな香り」の原点

ディプティックが香りの世界へ本格的に足を踏み入れたのは、1963年のことです。最初に発売したのは、3種類のフレグランスキャンドルでした。

ディプティック 香水誕生の歴史

年代出来事意味
1961年サン・ジェルマン大通り34番地に雑貨店オープン香水ブランドではなく「美の編集者」として始まる
1963年3種のフレグランスキャンドル発売香りの世界への第一歩
1968年最初の香水「L’Eau(ロー)」発表16世紀のポマンダーレシピに着想
リカ
リカ

ディプティックは調香師ではなく、芸術家たちが「記憶の風景」を香りで表現しているブランドなんです。

そして1968年、最初の香水「L’Eau(ロー)」を発表しました。16世紀のポマンダーのレシピに着想を得た、シナモン、ローズ、クローブ、サンダルウッドをブレンドしたこの香りは、当時の主流だった「女性らしい香り」「男性らしい香り」という枠組みを超えた、ジェンダーレスな存在でした。

普通、香水は「調香師(鼻のプロ)」が作ります。けれどディプティックは違いました。画家や舞台美術家といった「目のプロ」が作ったからこそ、セオリーを無視した「旅先の風景や記憶を再現する香り」が生まれたのです。

彼らにとって香りは、商品ではなく「見えない絵画」でした。ギリシャで感じた風、ベトナムで嗅いだ花、夜のバーに漂っていた空気。そういった記憶を、香りというキャンバスに描いていく。だから、ディプティックの香水には「完成された美しさ」ではなく、「忘れられない瞬間」が詰まっているのです。

インテリアになるボトルデザイン。ラベルに秘められた「香り」の風景

ディプティックの香水は、つけていないときも美しい。

ドレッサーや棚に並べておくだけで、その存在感に目を奪われます。それは、創業者の一人であるデズモンド・ノックス=リットが画家だったことと深く関係しています。

デザイン要素特徴意味
楕円形ラベル18世紀のメダル・古代ローマの盾がモチーフブランドの厳格さと柔らかさの二面性
踊る文字香りのイメージを文字配置で表現「Sandalwood」は木々、「Roses」は花弁の広がり
裏側のイラストボトル越しに見える風景画香りの物語への入り口
リカ
リカ

ディプティックは香水を「つけるもの」ではなく「眺めるアート」としても設計されているのです。

香水ボトルに貼られた楕円形のラベルは、単なる装飾ではありません。文字が踊るように配置されたタイポグラフィは、その香りのイメージを視覚的に表現しています。たとえば「Sandalwood(サンダルウッド)」なら木々のシルエットを、「Roses(ローズ)」なら花弁の広がりを想起させるように、文字そのものが絵になっているのです。

そして、もう一つの仕掛けがボトルの裏側にあります。透明なガラス越しに覗き込むと、その香りのインスピレーション源となった風景が現れます。ギリシャのイチジクの果樹園、ベトナムの海辺の東屋、伝説のバーに集う人々の横顔。ボトルを手に取って、光にかざして、裏側を眺める。その行為自体が、香りの物語への入り口になっています。

だからディプティックの香水は、使い終わった後も捨てられないという人が多いのです。空になったボトルを花瓶にしたり、小物入れにしたり。それは「持っている」という満足感ではなく、「この香りと一緒に暮らしている」という感覚に近いかもしれません。

芸能人も愛用。ディプティックの香水が日本でこれほど支持される3つの理由

ディプティックは、ここ数年で日本国内でも一気に知られるようになりました。SNSで「推し香水」として話題になったり、百貨店の香水売り場でも名前を聞く機会が増えたり。以前は「知る人ぞ知る」香水ブランドだったのが、今では多くの人が「一度は試してみたい」と憧れる存在になっています。

その背景には、K-POPアイドルや芸能人の影響もありますが、それだけではありません。日本人が香りに求めるもの、たとえば「さりげなさ」や「清潔感」、そして「自分らしさを表現できること」。ディプティックが大切にしているものと、日本人が香水に期待するものが、ぴったり重なっているからこそ、これほどまでに支持されているのです。

ここでは、ディプティックが日本でこれほど愛される理由を、3つの視点から紐解いていきます。もしかしたら、あなたがディプティックに惹かれている理由も、この中にあるかもしれません。

K-POPアイドルや俳優が火付け役に。憧れの「推し香水」として

ディプティックが日本で一気に注目されるようになったきっかけの一つが、K-POPアイドルや芸能人が愛用しているという話題性だと言われています。

著名人愛用されていると噂の香水ファンの間での受け止め方
BTS ジンフィロシコス(Philosykos)清潔感と知的さを象徴する香り
EXO ギョンス(D.O.)タムダオ(Tam Dao)落ち着いた人柄と「お寺の香り」が一致
LE SSERAFIM ユンジンフィロシコス(Philosykos)中性的な魅力を持つ香り
リカ
リカ

K-POPアイドルが選ぶ香りは「ジェンダーレス」で「清潔感」があるものが多いのも憧れの理由の一つのようです。

たとえば、BTSのジンがフィロシコスを愛用しているとSNSで話題になったことがありました。すると、世界中のファンがこぞってこの香水を求めたんです。彼の持つ清潔感や知的な雰囲気と、フィロシコスのイチジクの香りが重なって見えたからでしょうか。

「推しと同じ香りをつける」というのは、単なる憧れではなくて、なんだか同じ空気を吸っているような、そんな特別な感覚があるのかもしれません。香りは目に見えないけれど、確かに存在する。だからこそ、ファンにとって意味のあるものになるんですよね。

日本の俳優やモデルの間でも、ディプティックは「センスがいい人が選ぶ香り」として認識されています。

SNSで話題になった香りは、あっという間に品薄になることも。

それは、香水が単なる「いい匂い」ではなく、「その人らしさ」を表現するものとして選ばれているからではないでしょうか?

日本人の好みに合う「スキンフレグランス」。お風呂上がりのような自然な香り

ディプティックが日本でこれほど支持されているのには、理由があります。それは、香水を「主張するもの」ではなく「肌に溶け込むもの」として楽しめるからです。

ディプティックが日本で人気の理由

ポイント特徴日本での受け入れられ方
清潔感重視の香り石鹸やお風呂上がりのような自然な香り香害を気にする文化に最適
ジェンダーレス全ての香りが男女兼用設計カップルでシェアできる
控えめな拡散力体温で温まって香る設計「その人のいい匂い」として認識される
リカ
リカ

ディプティックは「香水をつけている」と気づかれない、さりげなさも魅力の一つ。

日本人の奥ゆかしさにも寄り添ってくれる世界観も人気の理由のようです。

海外ブランドの香水は、日本の気候では「強すぎる」と感じることがあります。湿度が高く、電車やオフィスで人との距離が近い日本では、香りが広がりすぎると周囲に不快感を与えてしまう心配がありますよね。

ディプティックの香りは、肌に溶け込むように設計されています。つけた瞬間は華やかに香りますが、時間が経つにつれて体温と混ざり合い、「その人自身のいい匂い」のように変化していきます。だから、すれ違ったときや隣に座ったときに「何かいい匂いがする」と思われても、「香水をつけている」とは気づかれにくい。この絶妙なバランスが、日本人の「さりげなく香らせたい」という美意識にぴったり合っているのです。

さらに、ディプティックの香りには香水独特の甘ったるさが感じられないとの声も多いです。フローラルでも、フルーツの香りでも、どこか透明感があって、清潔感を損なわない。だからオフィスでも、食事の席でも、シーンを選ばずに使えます。「香水は好きだけど、周りの目が気になる」という人にこそ、試してほしいブランドです。

男女の垣根がない「ジェンダーレス」な魅力。性別ではなく感性で選ぶ

ディプティックの香水には、「メンズ」「レディース」という区別がありません。全ての香りが、男女どちらでも楽しめるように作られています。

特徴具体例メリット
全商品がユニセックスフローラルもウッディも男女兼用性別で選ばず、自分の感性で選べる
カップルでシェアできる同じ香りを二人で楽しめる特別な親密感が生まれる
ギフトに最適性別を気にせず贈れる失敗のリスクが少ない
リカ
リカ

ディプティックの香水は「性別」ではなく「記憶」や「情景」で香りを分類しています。

たとえば、タムダオのようなウッディ系の香りは、普通なら「男性向け」とされることが多い香りです。けれど、ディプティックのタムダオは、女性がつけても全く違和感がありません。それは、「木の香り」というよりも「静寂な森の空気」や「お寺の静けさ」といった情景を表現しているからです。

逆に、フルール ドゥ ポーのようなムスク系は「女性向け」と思われがちですが、男性がつけると肌に溶け込んで、自然な色気を演出してくれます。

この「性別ではなく感性で選ぶ」というスタンスは、今の時代の価値観にぴったり合っています。香りは、ジェンダーで決めるものではなく、自分がどう感じるか、どんな自分でいたいかで選ぶもの。ディプティックは、その自由さを教えてくれるブランドなんです。

それに、カップルで同じ香りをシェアすると、なんだか特別な親密感が生まれます。ギフトとしても、性別を気にせず贈れるから、失敗のリスクが少ないのも嬉しいポイントですよね。

総合】迷ったらこれ! ディプティックの香水ランキングTOP4

ディプティックには数多くの香水がありますが、その中でも「これは間違いない」と多くの人に愛されている香りがあります。初めてディプティックを手に取る人も、すでに何本か持っている人も、この4つは知っておいて損はありません。

ここでご紹介するのは、口コミ評価や愛用者の多さ、そして香りの完成度から選んだ4種類です。「石鹸みたいな清潔感がほしい」「落ち着く香りを探してる」「イチジクの香りって、どんな感じなんだろう」。そんなふうに、なんとなく自分の好みが見えてきているけど、まだ言葉にできない。そんな方の参考にしていただけたら嬉しいです!

Diptyque Impression Map
Diptyque Impression Map

それぞれの香りが持つ個性を、できるだけ身近な言葉でお伝えしていきます。「朝の果物屋さんの前を通ったときの匂い」とか「お風呂上がりの肌」とか、そういう日常で感じたことのある感覚に置き換えながら。もし「あ、これ気になる」と思える一本が見つかったら、そこから試してみてください。

ディプティック総合人気1位 Orphéon (オルフェオン)|「石鹸の香り」が口コミで話題。男女受けNo.1

2021年、創業60周年を記念して発表された香りです。かつてサン・ジェルマン大通り34番地の隣にあった伝説のナイトバー「オルフェオン」。創業者たちが夜な夜な集まって、議論を戦わせていた場所の空気を、香りで再現しています。

オルフェオンの香りの変化

時間経過香りの翻訳強さの目安
つけた瞬間ジンの氷とレモン、ほんのりスパイス◎ 華やか
30分後高級ホテルの石鹸、パウダーの余韻○ 穏やか
数時間後お風呂上がりの肌、ほんのり甘い○ 肌に近い
リカ
リカ

時間が経つほど清潔感が際立ち、自然な「いい匂い」に変わっていくと評判のオルフェオンです。

「バーの香り」って聞くと、ちょっと渋くて大人っぽいイメージがあるかもしれません。でも実際につけてみると、感じるのは高級ホテルの石鹸と、お風呂上がりの肌みたいな清潔感です。

つけた瞬間はジンに使われるジュニパーベリーの爽やかさがふわっと広がります。そこに微かなスパイス(シナモンとか)が混ざって、ちょっとだけ大人っぽい空気感。時間が経つとトンカビーンズのほんのり甘い香りが肌に残って、「この人、なんかいい匂いがする」って思われるような、自然な香りに変わっていくんです。

甘すぎないし、冷たすぎない。男性がつけても女性がつけても、どちらにも馴染む。そういう絶妙なバランスが、オルフェオンの魅力です。

Orphéon
Orphéon

オルフェオンの人気の理由って?

オルフェオンの人気の理由は、どこでも誰にでも好かれる安心感です。オフィスでもデートでも、シーンを選びません。「香水をつけたいけど、周りにどう思われるか不安」と思っている方でも、オルフェオンなら自然に馴染んでくれます。

口コミでも「石鹸の香り」としてよく話題になっていて、清潔感を大事にする日本人の好みにぴったり合うという声が多く見られます。

ディプティックを初めて購入する方、ディプティックの香水を試してみたい方。そんな方にオルフェオンはおすすめです。

ディプティック総合人気2位 Fleur de Peau (フルール ドゥ ポー)|「ムスク」が肌に溶け込む褒められ香水

「肌の花」を意味する名前を持つ香りです。古代ギリシャ神話の「エロスとプシュケ」の愛の物語にインスピレーションを得て作られました。ムスクを中心に、肌そのものが発するような、官能的でありながら清らかな香りを表現しています。

フルール ドゥ ポーの香りの変化

時間経過香りの翻訳強さの目安
つけた瞬間清潔な石鹸、微かなピンクペッパーのアクセント◎ ふんわり広がる
30分後洗いたてのリネン、アイリスのパウダリーさ○ 穏やか
数時間後人肌の温もり、優しいムスク○ 肌に寄り添う
リカ
リカ

時間とともに「香水の香り」から「その人自身の香り」へと変化していくと人気のフルールドゥポーです。

人肌の温もりと、洗いたてのリネン。フルール ドゥ ポーを一言で表すなら、こんな感じでしょうか。

つけた瞬間は清潔な石鹸のような香りがふわっと広がります。そこにピンクペッパーの微かなスパイシーさが加わって、単調な石鹸の香りでは終わらない奥行きが生まれるんです。時間が経つとアイリスのパウダリーさと、植物性ムスク(アンブレット)の柔らかさが肌に馴染んで、「香水をつけている」というより「元から体臭がいい匂いの人」みたいに感じられます。

ムスクって聞くと「動物っぽい」「重い」「頭が痛くなる」というイメージを持っている方もいるかもしれません。でも、フルール ドゥ ポーのムスクは全く違います。植物由来のアンブレットシードを使っているので、ふんわりとしたコットンのような柔らかさ。だから、「ムスクは苦手だと思ってたけど、これはなぜか好き」という声も多いんです。

FleurDePeau
FleurDePeau

フルールドゥポーの人気の理由って?

フルール ドゥ ポーの人気の理由は、圧倒的な肌馴染みの良さです。香水特有の「つけてます感」がなく、自然に溶け込んでくれます。「褒められる香水」として口コミでもよく話題になっていて、すれ違ったときや隣に座ったときに「いい匂い」と言われることが多いという声が見られます。

オフィスワーカーの方、香水初心者の方、ムスク系を試してみたいけど不安がある方。そんな方にフルール ドゥ ポーはおすすめです。清潔感を保ちながら、さりげない色気も演出してくれる一本です。

ディプティック総合人気3位 Do Son (ドソン)|「チュベローズ」の甘さが癖になるブランドの代表作

創業者イヴ・クエロンが幼少期を過ごしたベトナムのハイフォン近郊にある避暑地「ドソン」。湿度の高い熱帯の空気の中、彼の母親が愛したチュベローズ(月下香)の香りが、ハロン湾からの海風に乗って運ばれてくる。そんな記憶を香りで表現した一本です。

ドソンの香りの変化

時間経過香りの翻訳強さの目安
つけた瞬間白い花の濃厚さ、オレンジブロッサムの爽やかさ◎ 華やか
30分後クリーミーなチュベローズ、海風のような透明感◎ しっかり香る
数時間後甘いムスク、温かみのあるベンゾイン○ 肌に残る

この表からわかること: 濃厚なホワイトフローラルでありながら、海風の爽やかさが甘さを和らげている様子

濃厚でクリーミーな白い花と、海風。ドソンはこの二つが見事に調和した香りです。

つけた瞬間、圧倒的な存在感で広がるのがチュベローズ。この花は、夜になると香りが強くなる特性を持っていて、官能的で甘い香りが特徴です。お菓子のような甘さではなく、生花そのものの、ちょっと濃厚な甘さ。そこにオレンジブロッサムの爽やかさが加わって、重くなりすぎないんです。

時間が経つと、ベンゾインの温かみのある甘さとムスクが肌に残って、優しく包み込まれるような余韻が続きます。海辺のリゾートで、白い花が咲いている。そんな情景が浮かぶような香りです。

ドソンには、オードトワレ(EDT)とオードパルファン(EDP)があります。EDTはマリンアコード(海の香り)が入っていて、より爽やかで瑞々しい印象。EDPはアンバーウッドが加わって、夕暮れのような重厚感と持続性があります。同じ「ドソン」でも、かなり雰囲気が違うので、どちらも試してみるのがおすすめです。

DoSon
DoSon

ドソンが人気の理由って?

ドソンの人気の理由は、一度ハマると抜け出せない中毒性です。好き嫌いは分かれるかもしれません。でも、「好き」と感じた人は、他の香水では物足りなくなるほど魅了されるという声が多く見られます。

ホワイトフローラルが好きな方、甘い香りが好きだけど子供っぽくなりたくない方、人と被らない個性的な香りを探している方。そんな方にドソンはおすすめです。ディプティックを象徴する名香の一つとして、長く愛され続けている一本です。

ディプティック総合人気4位L’Ombre dans l’Eau (ロンブル ダン ロー)|カシスの葉とバラの甘くない「水辺の緑」の香り

1983年に誕生した、ディプティックの歴史そのものと言える香りです。創業者の友人が、バラの花とカシスの実を摘んだ後、手のひらで混ざり合った香りに魅了されたことから生まれました。ムスクを中心に、肌そのものが発するような、官能的でありながら清らかな香りを表現しています。

ロンブル ダン ローの香りの変化

時間経過香りの翻訳強さの目安
つけた瞬間トマトの葉、青々しいカシスの葉◎ 鋭く広がる
30分後水辺に咲く野のバラ、湿った土○ 落ち着く
数時間後静かな余韻、優しいムスク○ 肌に寄り添う
リカ
リカ

時間とともに植物の「生々しさ」から、水辺の「静寂」へと変化していく、男女ともに愛用者が多い香りです。

水辺の静けさと、野生の庭。ロンブル ダン ローを一言で表すなら、こんな感じでしょうか。

つけた瞬間、鼻をくすぐるのはカシスの葉の青々しい香りです。これは果実の甘さではなく、葉を手でちぎったときに立ち上る、青臭くて酸味のある香り。「トマトの葉」や「刈り取ったばかりの茎」に例えられることもあります。この容赦のない「植物の生々しさ」が、ロンブル ダン ローの個性です。

時間が経つと、ブルガリアンローズの香りが姿を現します。でも、これはパウダリーで化粧品のようなバラではありません。朝露に濡れ、冷たい水辺に咲く、生命力に溢れたバラです。カシスの酸味がバラの甘さを引き締めて、絶妙なバランスを保っています。静かな川の流れ、柳の木陰、湿った土のニュアンス。そんな情景が浮かぶような香りです。

そして、ロンブル ダン ローを語る上で欠かせないのが、ディプティックの人気No.1キャンドル「べ(Baies)」との関係です。べの香りは、ロンブル ダン ローとほぼ同じ構成(カシスの葉とローズ)なんです。「お部屋で焚いているあの香りを、そのまま肌に」。そんなふうに楽しんでいる方も多い香水です。

L'Ombre dans l'Eau
L’Ombre dans l’Eau

ロンブルダンローが人気の理由って?

ロンブル ダン ローの人気の理由は、ディプティックの原点にある「緑の香り」の真髄です。甘くないフローラルを探している方、キャンドル「べ」の香りを持ち歩きたい方、他にはない個性的な香りがほしい方。そんな方にロンブル ダン ローはおすすめです。

ボトルの裏側には、枝垂れ柳の下を優雅に泳ぐ一羽の白鳥が描かれています。この絵が、香りが持つ「静寂」と「水辺の涼しさ」を象徴しています。1983年から愛され続ける、ディプティックの歴史そのものと言える一本です。

【メンズ】知的でセンスよく見られる男性向けディプティック香水TOP3

「香水をつけたい。でも、甘ったるいのは嫌だ」「周りと同じブランドじゃ物足りない」「ビジネスシーンでも使えて、でもちゃんと個性がほしい」。

そんなふうに思っている方は、少なくないはずです。市販の「メンズ香水」は、どうしてもシトラス系か、スパイシー系か、あるいは甘いバニラ系に偏りがち。どれも悪くはないけれど、なんだか「香水をつけてます」感が強すぎる気がする。もっと自然に、さりげなく、でも「この人、わかってるな」と思われるような香りがほしい。

ディプティックを選ぶ男性の多くは、そういう感覚を持っています。香水を「モテるためのツール」ではなく、「自分の内面を表現するもの」として捉えている。だから、派手さよりも深み、甘さよりも余白を求めます。

ここでご紹介するのは、ウッディ系を中心とした3つの香りです。どれも、媚びない大人の香り。甘さに頼らず、木や土、スパイスといった自然の素材で深みを出しています。つけているだけで、「この人、センスいいな」と思われるような、そんな一本たちです。スーツにも、カジュアルなスタイルにも。どんな場面でも、あなたの印象を静かに格上げしてくれます。

How to apply perfume Mens

メンズ1位:タムダオ (Tam Dao)|寺院のような「サンダルウッド」癒やしのウッディ系

TamDao CospaMap (2)
TamDao CospaMap
項目詳細
商品名Tam Dao Eau de Toilette (タムダオ オード トワレ) / Eau de Parfum (オード パルファン)
価格
※税込
※2025年12月現在
EDT: 50ml ¥17,600 / 100ml ¥24,750
EDP: 75ml ¥29,700
▶︎【DYPTYQUE】タムダオ
香りの持続時間EDT: 3〜4時間 / EDP: 5〜7時間
香調ウッディ・スパイシー
トップノートEDT: イタリアンサイプレス、マートル、ローズ
EDP: サンダルウッド、ジンジャー、ライム
ミドルノートEDT: サンダルウッド(白檀)、シダー
EDP: サンダルウッド(白檀)、シダー
ラストノートEDT: ブラジリアンローズウッド、スパイス、ホワイトムスク
EDP: サンダルウッド(白檀)、ホワイトムスク

創業者イヴ・クエロンが少年時代を過ごしたベトナムの避暑地「タムダオ」。その森と寺院で焚かれていたサンダルウッドの記憶を、香りで再現した一本です。

正直に言います。タムダオは、高級なお寺の香りです。

つけた瞬間、サイプレス(糸杉)とマートルの爽やかな森の空気が広がります(EDTの場合)。EDPの場合は最初からサンダルウッドが濃厚に香り、ジンジャーとライムの爽やかさが加わります。そこから少しずつ、サンダルウッドのクリーミーでミルキーな木の香りが現れてきます。

お香のような、でも煙たくない。静寂な森の中にいるような、心が落ち着く香りです。時間が経つと、木の温もりと、ほんのり甘い余韻が残ります。

「お寺」「仏壇」と聞くと、ネガティブに感じるかもしれません。でも、タムダオのサンダルウッドは高貴で洗練されています。IT系やクリエイター層に絶大な人気があるのは、この媚びないドライな木の香りが、知的で落ち着いた印象を与えるからでしょう。

比較項目オードトワレ(EDT)オードパルファン(EDP)
香りの印象森林浴のようなシャープさ円やかで深いコク
主な特徴サイプレス・マートルが強いサンダルウッドが濃厚
向いているシーン日中、リフレッシュしたい時夜、深く落ち着きたい時
持続性3〜4時間(軽やか)5〜7時間(しっかり)
おすすめの季節春夏秋冬

EDTはサイプレスやマートルが強く、少しシャープで森林浴のような印象。EDPはサンダルウッドの含有量が高く、より円やかで深いコクがあります。持続性を求めるなら、EDPがおすすめです。

仕事の合間、テレワーク中の気分転換、就寝前の「寝香水」として。カジュアルなシャツにも、スーツにも。どんな場面でも、心を静かに整えてくれます。

TamDao CospaMap ladies
TamDao ImageMap ladies

タムダオEDT

周囲に「飾らない知性」と「風通しの良い自然体な美しさ」を与えます。

甘美な花々ではなく、乾いた木々の香りを纏うことで、精神的な自立を感じさせるからです。

それでいて、早朝の森のような透明感があるので冷たさはなく、隣にいたくなるような清々しい余白を持っています。

流行に左右されず、本質的な豊かさを知る人。洗練されたシンプルさを愛する、凛とした女性の香りです。

[印象:自然体・知性]

タムダオEDP

周囲に「神秘的な色気」と「全てを包み込む穏やかさ」を与えます。

濃厚な白檀のコクが、芯の強さの中に、母性にも似た深い慈愛を感じさせるからです。

湿度を帯びた香りは肌に深く馴染み、すれ違いざまにハッとさせるような、記憶に残る余韻を残します。

静寂を愛し、内面の美しさを磨き続ける人。言葉数少なくても人を惹きつける、特別な品格を纏えます。

[印象:神秘・包容力]
TamDao ImageMap Mens
TamDao ImageMap Mens

タムダオEDT

周囲に「研ぎ澄まされた誠実さ」と「揺るぎない信念」を与えます。

余計な甘さを削ぎ落としたシャープな木の香りが、仕事に打ち込む男性の知的な横顔を際立たせるからです。

清潔なリネンのような爽やかさもあり、堅苦しすぎず、信頼できるパートナーとしての安心感を与えます。

虚勢を張らず、ありのままの自分に自信を持つ人。静かでありながら、頼りがいのある背中を思わせる香りです。

[印象:誠実・信念]

タムダオEDP

周囲に「底知れぬ深み」と「余裕のある大人の色気」を与えます。

クリーミーで重厚な香木の香りが、経験を積み重ねた男性だけが持つ、包容力と威厳を演出するからです。

温もりのある香りは、心の鎧を解かせ、もっと深く知りたいと思わせる引力を秘めています。

一時的な快楽ではなく、永続的な価値を重んじる人。内側に秘めた情熱を静かに燃やす、紳士の香りです。

[印象:深み・色気]

評価の良い口コミ

  • 心が落ち着く癒やしの香り
  • お寺のような高貴な木の香り
  • 男女問わず使いやすい
  • 瞑想やヨガの時間に最適
  • さりげなく品がある

評価のいまいちな口コミ

  • EDTは香りがすぐ飛ぶ
  • 人によっては「仏壇」と感じる
  • 華やかさはほぼない
  • 若い人には地味に感じるかも
  • 甘さを求める人には物足りない
Tamdao Review (1)
Tamdao Review

メンズ2位:ヴェチヴェリオ (Vetyverio)|柑橘とベチバー(土)スーツが似合う「デキる男」の香り

項目詳細
商品名Vetyverio Eau de Toilette (ヴェチヴェリオ オード トワレ) / Eau de Parfum (オード パルファン)
価格
※税込
※2025年12月現在
EDT: 50ml ¥17,600 / 100ml ¥24,750
EDP: 75ml ¥29,700
▶︎【DYPTYQUE】ヴェチヴェリオ
香りの持続時間EDT: 4〜5時間 / EDP: 6〜8時間
香調ウッディ・シトラス・フローラル(EDT/EDP共通)
トップノートEDT/EDP共通: グレープフルーツ、マンダリンオレンジ
ミドルノートEDT: ターキッシュローズ、ベチバー
EDP: ターキッシュローズ、ベチバー、ナツメグ
ラストノートEDT: ハイチ産ベチバー、パチュリ
EDP: ハイチ産ベチバー、パチュリ、スモーキーノート
Vetyverio CospaMap
Vetyverio CospaMap

ハイチ産ベチバー(イネ科の植物の根)を主役に、男性的な力強さと女性的な柔らかさを融合させた香りです。ベチバーという素材が持つ多面性を最大限に引き出しています。

つけた瞬間、グレープフルーツとマンダリンオレンジの苦味走った爽快感が広がります。この「ビターな柑橘」が、朝の目覚めや仕事の切り替えにぴったりです。

時間が経つと、ベチバーの土っぽさ(アーシー)とスモーキーさが現れます。でも、そこにターキッシュローズの華やかさが加わることで、泥臭くなりすぎず、非常に洗練された印象を与えます。「グレープフルーツと土の香り」という独特の組み合わせが、他にはない個性を生み出しています。

ベチバーは、根っこから採れる香料で、湿った土や煙のような、大地を感じさせる香りです。でも、ヴェチヴェリオのベチバーは、ローズと柑橘によって「知的なビジネスマン」の香りに昇華されています。

比較項目オードトワレ(EDT)オードパルファン(EDP)
香りの印象爽やかで軽やかスモーキーで色気がある
主な特徴ベチバーとローズのバランスナツメグとスモーキーノートが加わる
向いているシーン日中のビジネス、カジュアル夜の会食、デート
持続性4〜5時間(程よい)6〜8時間(しっかり)
おすすめの季節春夏秋冬

EDPはナツメグのスパイシーさと、よりスモーキーなベチバーが加わり、男性的な色気が強調されます。スーツスタイルを格上げする「デキる男」の香り。カジュアルなジャケットスタイルにも。甘さがほとんどないので、夏でも重くなりません。

Vetyverio ImageMap ladies
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個性的なのに肌馴染みがよいディプティックの香水。

サンダルウッドとフローラルの香りが重くなりすぎない香りは、爽やかな白檀の香りが魅力と評判です。

爽やかなフローラルさを纏いながら、リラックスできる香りとも評判です。

Vetyverio ImageMap Mens
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タムダオオードトワレはメンズのデートや仕事で使えるデイリー香水として愛用している方も多い香水です。

柔らかなで深みのある香りは、個性的ながらも穏やかで心地が良い雰囲気をまとうことができます。

Vetyverio Review
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評価の良い口コミ

  • 落ち着いた大人の香り
  • 男女問わず使える
  • 森林浴のような癒し
  • 控えめで上品な香り
  • 寝る前に最適な香り

評価のいまいちな口コミ

  • 甘さが予想外に強い
  • 香りの変化が少ない
  • 価格が高め
  • 重たく感じる香り
  • 好みが分かれる香り

メンズ3位:サン・ジェルマン34 (34 Boulevard Saint Germain)|複雑な玄人好みスパイスとウッディ

34 boulevard Saint Germain CospaMap
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項目詳細
商品名34 Boulevard Saint Germain Eau de Toilette (サン・ジェルマン34 オード トワレ) / Eau de Parfum (オード パルファン)
価格価格
※税込
※2025年12月現在
EDT: 100ml ¥27,280
EDP: 75ml ¥33,440
▶︎【DYPTYQUE】サン・ジェルマン 34
香りの持続時間EDT: 4〜5時間 / EDP: 6〜8時間
香調ウッディ・フローラル・スパイシー(EDT/EDP共通)
トップノートEDT/EDP共通: ブラックカラント、グリーンリーフ、カルダモン、シナモン、クローブ
ミドルノートEDT/EDP共通: ローズ、ゼラニウム、アイリス、チュベローズ
ラストノートEDT/EDP共通: ウッディノート、樹脂、ユーカリ

2011年、ブランド創業50周年を記念して作られた香りです。サン・ジェルマン大通り34番地のブティック店内に漂う複雑な香り、キャンドルの蝋、香水、古い家具の木、紙、そして外から入ってくる通りの匂いを、最新技術で解析して再構築した実験的な作品です。

つけた瞬間、ブラックカラントとグリーンリーフの爽やかさが広がります。そこにカルダモン、シナモン、クローブのスパイスが加わって、ちょっとエキゾチックな空気感が生まれます。

時間が経つと、ローズやゼラニウム、アイリス、チュベローズといった複数の花の香りが現れます。でも、フローラルが主役ではなく、ウッディとスパイスに包まれているので、決して甘ったるくありません。

最後には、ウッディノートと樹脂、ユーカリが肌に残って、「空間そのもの」を身にまとっているような感覚になります。

これは特定の花や木の香りではなく、「ディプティックの世界観」そのものを表現した香りです。40種類以上の香料が使われていて、つける人や気候によって表情を変えます。一言では表現できない万華鏡のような香りだからこそ、人とは違う渋さを求める玄人好みの一本です。

比較項目オードトワレ(EDT)オードパルファン(EDP)
香りの印象スパイスが軽やか樹脂とウッディが濃厚
主な特徴グリーンとスパイスのバランスより重厚で持続性が高い
向いているシーン昼間のカジュアル、クリエイティブな場夜の会食、特別な日
持続性4〜5時間(程よい)6〜8時間(しっかり)
おすすめの季節春夏秋冬

EDTは軽やかで、EDPはより深みがあります。ボトルキャップのデザインや、パッケージの特別感も魅力の一つ。ギフトや自分へのご褒美として。カジュアルなニットにも、ジャケットスタイルにも。秋冬に特におすすめです。

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昼は洗練のミューズ、夜は秘密めいた淑女

伝説のブティックの香りを再現した、唯一無二の香り。EDTは「知性」と「ハイセンス」を感じさせるグリーンの香気が、自立した女性の背中を押すような凛とした印象に。対してEDPは、甘くクリーミーな温もりが肌に溶け込み、包容力と少しの「ミステリアス」な色気を演出します。「個性的でありながら決して嫌味にならない」絶妙なバランスで、あなたの多面的な魅力を引き出します。

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「センスの良さ」で惹きつけ、「深み」で沼らせる

ブランドの魂を宿す香りは、纏うだけで一目置かれる存在感を放ちます。EDTは、青々としたグリーンの香気が「クリエイティブで機転の利く男」を演出し、都会的な刺激を与えます。対してEDPは、上質な木々と樹脂の甘さが肌に馴染み、「経験豊かで余裕のある男」の包容力を表現。昼は知的に、夜は官能的に。そのギャップで周囲を翻弄する、大人のための武器となる香りです。

34 boulevard Saint Germain Review
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評価の良い口コミ

  • ディプティックの集大成
  • 複雑で飽きない香り
  • 空間の香りを纏える
  • 玄人好みの個性
  • ギフトに最適な特別感

評価のいまいちな口コミ

  • 複雑すぎて好みが分かれる
  • 何の香りか説明しづらい
  • 万人受けはしない
  • 若い人には難しいかも
  • 価格が高め

【豆知識】ボトル買いで失敗しないために|メンズ香水はまず「お試し香水」で試着する

店頭で嗅いだ香りが、自分の肌で1日過ごしたときにどう変化するかは、実際に試さないと確認できません。「好きな香り」と「合う香り」は別物です。自分が気に入っても、肌に乗せたら重すぎる。朝は良くても、夕方には違和感がある。そして何より、周囲からの評価—「いい香りだ」と思われるか—は、自分では判断できません。

そんな方におすすめなのが、お試しサイズの香水です。

お試しは香水で「検証期間」を設けてみると、自分にあう外さない香水を見つける一歩となります。

数日間、実際の生活シーンで使ってみる。朝・昼・夜の香りの変化を確認する。周囲の反応を観察する。そのデータをもとに、「これが正解だ」と確信してからボトルを手に入れる。香水はあなたの印象を整えるファッションの一つです。あなたにピッタリな香りをまずは探してみてください。

しかも、複数試せば、仕事用・プライベート用と使い分けることもできます。ポケットに入るサイズなので、必要なときに付け直すことも可能です。

お試しサイズのいいところ
  • 1日の香りの変化を確認できる
  • 周囲の反応を観察し自信に繋げることができる
  • 確信を持ってボトルを選択購入するきっかけに
  • 低コストで複数の香りを所有できる

「いい香りだ」と思ったら、まず検証してみることもいいですね。

確信が得られたら、そのときボトルを手に入れればいい。合理的に、確実に、最高の一本を選ぶ近道です。

Perfume trial Mens
Perfume trial Mens

【レディース】ディプティック香水人気ランキングTOP4

「女性らしい香り」と聞いて、どんな香りを思い浮かべますか? 甘いバニラ、華やかなローズ、優しいフローラル。そういう香りももちろん素敵ですが、ディプティックが提案する「女性らしさ」は、もう少し違います。

甘さに頼らない。媚びない。でも、どこか柔らかくて、品がある。そんな香りです。

「可愛い」よりも「素敵」と言われたい。「モテる」よりも「センスがいい」と思われたい。そんなふうに思っている方は、少なくないはずです。市販の「レディース香水」は、どうしても甘いフローラルや、バニラ系に偏りがち。どれも悪くはないけれど、なんだか「香水をつけてます」感が強すぎる気がする。もっと自然に、さりげなく、でも「この人、わかってるな」と思われるような香りがほしい。

ここでご紹介するのは、王道のバラから、少し個性的な甘さまで。どれも「この人、センスいいな」と思われるような、洗練された3本です。香水初心者の方でも使いやすく、でも他人とはちょっと違う。そんな香りを探している方に、ぜひ試してほしいラインナップです。

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レディース1位:オーローズ (Eau Rose)|みずみずしく茎まで感じるリアルな薔薇

Eau Rose CospaMap
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項目詳細
商品名Eau Rose Eau de Toilette (オーローズ オード トワレ) / Eau de Parfum (オード パルファン)
価格
※税込
※2025年12月現在
EDT: 50ml ¥17,600 / 100ml ¥24,750
EDP: 75ml ¥29,700
▶︎【DYPTYQUE】オーローズ
香りの持続時間EDT: 3〜4時間 / EDP: 5〜7時間
香調フローラル・フルーティー(EDT/EDP共通)
トップノートEDT: ライチ、グレープフルーツ
EDP: ライチ、レモンリーフ、アーティチョーク
ミドルノートEDT/EDP共通: ダマスクローズ、センティフォリアローズ
ラストノートEDT: ホワイトムスク、シダー
EDP: ホワイトムスク、アンブロキサン、カモミール

香料界で最も美しいとされる2種類のバラ、ダマスクローズとセンティフォリアローズを贅沢に使用した香りです。花びらだけでなく、茎や葉の緑、蕾のフルーティーさまで表現しています。

つけた瞬間、ライチの瑞々しいフルーティーさが広がります。これが「ただのバラ」ではなく、「生きたバラ」に感じられる秘密です。まるで朝露に濡れたバラの蕾を摘んだような、みずみずしさ。

時間が経つと、ダマスクローズとセンティフォリアローズの華やかさが姿を現します。でも、決して重たくなりません。ライチの爽やかさが、バラの甘さを引き締めているからです。「バラの香水は甘すぎて苦手」という方でも、オーローズなら大丈夫という声が多く見られます。

比較項目オードトワレ(EDT)オードパルファン(EDP)
香りの印象明るく可憐、フルーティー深みがあり、グリーンの要素が強い
主な特徴ライチとグレープフルーツが際立つアーティチョーク、カモミールの野菜的ニュアンス
向いているシーン昼間、デート、カジュアル夜、フォーマルな場、大人の雰囲気
持続性3〜4時間(軽やか)5〜7時間(しっかり)
おすすめの季節春夏秋冬

EDTは明るく可憐な印象で、誰からも愛される香り。EDPはアーティチョークやカモミールといった野菜的なニュアンスが加わり、より複雑で大人っぽい表情を見せます。

誰からも愛される嫌味のない香りであり、失敗のないギフトとして圧倒的な支持を得ています。香水初心者の方、フルーティーなフローラルが好きな方、バラの香りを纏いたいけど甘すぎるのは苦手な方。そんな方にオーローズはおすすめです。

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可憐な「花」として愛されるか、凛とした「個」として咲き誇るか

誰もが振り返る「愛され度」ならEDT。搾りたての果実のような甘さと、朝露に濡れた花びらの透明感が、守ってあげたくなるようなピュアな女性像を演出します。対してEDPは、ただ甘いだけではない「意志」を感じさせる香り。青々とした茎や葉の香りが混じり合い、甘美でありながら媚びない、芯の通った大人の美しさと強さを引き立てます。

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「優しさ」を武器にするか、「ギャップ」で惹きつけるか

「男が纏う薔薇」の最適解。EDTは果実のようなフレッシュさが先行し、嫌味のない「清潔感」と「包容力」を演出。柔らかな物腰の中に垣間見える華やかさが、周囲に好印象を与えます。一方EDPは、植物の青さや土っぽさが際立ち、甘さ控えめで力強い印象。「一見クールだが情熱的」というギャップや、媚びない大人の色気を感じさせます。既成概念に囚われない、感性の鋭い男性に。

Eau Rose Review
Eau Rose Review

評価の良い口コミ

  • みずみずしいバラが最高
  • 甘すぎず、爽やかで使いやすい
  • 万人受けする香り
  • 季節を選ばない
  • オフィスでも使える

評価のいまいちな口コミ

  • 香りが弱く感じる
  • 甘さが物足りない
  • トップが地味
  • 秋冬には少し軽い
  • 甘さを求める人には物足りない

レディース2位:フィロシコス (Philosykos)|本物のイチジクとココナッツのミルキーな甘さが女性に人気

Philosykos CospaMap
Philosykos CospaMap
項目詳細
商品名Philosykos Eau de Toilette (フィロシコス オード トワレ) / Eau de Parfum (オード パルファン)
価格
※税込
※2025年12月現在
EDT: 50ml ¥17,600 / 100ml ¥24,750
EDP: 75ml ¥29,700
▶︎【DYPTYQUE】フィロシコス
香りの持続時間EDT: 3〜4時間 / EDP: 5〜7時間
香調グリーン・ウッディ・フルーティー(EDT/EDP共通)
トップノートEDT/EDP共通: イチジクの葉、グリーンノート
ミドルノートEDT: イチジクの果実(ミルキー)、ココナッツ
EDP: イチジクの果実(ミルキー)、ココナッツ、ブラックペッパー
ラストノートEDT: ホワイトシダー(ウッディ)
EDP: ホワイトシダー(ウッディ)、トンカビーンズ

創業者たちがギリシャのペリオン山で過ごした夏の思い出。イチジクの木そのものを香りに閉じ込めた一本です。葉の青さ、果実の甘い乳液、そして木の幹の乾いた香りまで、イチジクの「全貌」を表現しています。

つけた瞬間、手でちぎったイチジクの葉の青々しい香りが広がります。この「グリーン」が、フィロシコスの個性です。甘ったるいフルーツ系の香水とは全く違う、自然そのものの香り。

時間が経つと、イチジクの樹液のミルキーでクリーミーな甘さが現れてきます。ココナッツミルクのような、優しい甘さ。でも、決して子供っぽくなりません。葉の青さと木の香りが、甘さを引き締めているからです。

「イチジクの香水」と言えば、真っ先に名前が挙がるのがフィロシコス。それくらい、この香りは特別な存在として認識されています。果物屋さんで売っているイチジクではなく、木に実っているイチジクを、そのまま嗅いでいるような感覚。非常にナチュラルで、人工的な甘さがありません。

EDT vs EDP 比較表

比較項目オードトワレ(EDT)オードパルファン(EDP)
香りの印象グリーンでフレッシュクリーミーで濃厚
主な特徴葉の青さが際立つブラックペッパーとトンカビーンズが加わる
向いているシーン昼間、カジュアル、リラックス夜、デート、落ち着いた雰囲気
持続性3〜4時間(軽やか)5〜7時間(しっかり)
おすすめの季節春夏秋冬

EDTはグリーンでフレッシュな側面が強く、夏にぴったり。EDPは樹液のクリーミーさとウッディなベースが濃厚に香って、秋冬にも使いやすい印象です。

K-POPアイドルのBTSジンが愛用していると噂されたこともあり、SNSで一気に話題になりました。彼の持つ清潔感と知的な雰囲気に、フィロシコスのナチュラルで洗練された香りがぴったり重なったんでしょうね。

甘すぎるフルーツ系の香水が苦手な方、ナチュラルで個性的な香りを探している方、ディプティックらしい「記憶の香り」を体験したい方。そんな方にフィロシコスはおすすめです。「ディプティックといえばこれ」という熱狂的なファンが多い、ブランドを代表する一本です。

Philosykos ImageMap ladies
Philosykos ImageMap ladies

飾らないからこそ美しい、究極のナチュラリズム

人工的な華やかさとは無縁の、心が洗われるような香り。EDTは「休日」のイメージ。青々とした葉のフレッシュさが、少女のような無邪気さと清潔感を演出し、リラックスした笑顔が似合う親しみやすい女性に。対してEDPは「安らぎ」の象徴。熟した果実と樹木のクリーミーな甘さが肌に溶け込み、そばにいるだけで癒やされるような、深い包容力と大人の色気を感じさせます。

Philosykos ImageMap Mens
Philosykos ImageMap Mens

「飾らない」を武器にする、究極の引き算

華美な装飾を削ぎ落とした、潔い男らしさを演出します。EDTは、もぎたての果実や青葉のようなフレッシュさが際立ち、白シャツや洗いざらしのデニムが似合う「清潔感」と「親しみやすさ」を。対してEDPは、樹木や土の香りが色濃く、甘さを抑えたウッディな深みが「落ち着き」と「知性」を感じさせます。媚びない個性を纏いたい、感度の高い大人の男性に。

Philosykos Review
Philosykos Review

評価の良い口コミ

  • イチジクのリアルさに感動
  • ココナッツミルクのような優しい甘さ
  • 甘すぎず、ナチュラルで使いやすい
  • 他にはない個性
  • BTSジン愛用で購入した

評価のいまいちな口コミ

  • トップの青臭さが苦手な人もいる
  • EDTは香りがすぐ飛ぶ
  • 万人受けはしない
  • 好みが分かれる香り
  • なんの香りかわかりにくい

レディース3位:オーデサンス (Eau des Sens)|洗いたてのシーツとビターオレンジで親しみやすい清潔感

項目詳細
商品名Eau des Sens Eau de Toilette (オーデサンス オード トワレ)
価格
※税込
※2025年12月現在
EDT: 50ml ¥17,600 / 100ml ¥24,750
▶︎【DYPTYQUE】オーデサンス
香りの持続時間4〜5時間
香調シトラス・フローラル・ウッディ
トップノートビターオレンジ、アンジェリカルート、ジュニパーベリー
ミドルノートオレンジブロッサム、ピンクペッパー
ラストノートパチュリ、ムスク
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ビターオレンジの木(枝、葉、果実、花)のすべてを凝縮した香りです。「感覚(Sens)」を刺激し、混乱させるような多面性を持っています。

つけた瞬間、ビターオレンジの爽やかさが広がります。でも、これは甘いオレンジジュースのような香りではありません。果皮の苦味、葉の青さ、枝の木の香りまで感じられる、とても立体的な柑橘です。

そこにアンジェリカルート(セリ科の植物の根)とジュニパーベリー(ジンの香り)が加わって、ちょっとスパイシーで、ハーブのような清涼感が生まれます。「ただの爽やか」では終わらない、奥行きのある香りです。

時間が経つと、オレンジブロッサム(オレンジの花)の清潔な香りが現れます。高級ホテルのアメニティや、洗いたてのシーツを連想させる香り。そして最後には、パチュリの土っぽい深みが肌に残って、単なるシトラスコロンで終わらない満足感を提供してくれます。

シトラス系の香りは「すぐに飛んでしまう」というイメージがありますが、オーデサンスは違います。パチュリのアーシー(土っぽい)な香りが、柑橘の爽やかさを肌に留めてくれるので、シトラス系としては持続性が良いと評判です。

洗濯したてのシャツや高級ホテルのアメニティを連想させる香りで、ビジネスシーンでも使いやすいという声が多く見られます。シトラス系が好きな方、清潔感を大事にしたい方、オフィスでも使える香りを探している方。そんな方にオーデサンスはおすすめです。

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「清潔感」だけでは終わらせない、含みのある美しさ

洗い立てのシーツのような圧倒的な爽やかさがありながら、ふとした瞬間に覗くスパイスや土の香りが、一筋縄ではいかない「奥深さ」を物語ります。「明るく親しみやすいけれど、どこか掴みどころがない」。そんなミステリアスな魅力が、相手の想像力を掻き立てます。凛としたシャツスタイルにも似合う、五感を心地よく刺激する洗練された香りです。

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「清潔感」の中に「毒」を秘める、一筋縄ではいかない男

まるで糊の効いた白シャツのような、圧倒的な清潔感と信頼感。しかし、ただ爽やかなだけではありません。その奥に潜む果皮の苦味と大地の香りが、経験を重ねた大人の「知性」と「芯の強さ」を物語ります。「誠実そうに見えて、実は鋭い洞察力を持っている」。そんな心地よい緊張感とギャップを演出する、デキる男の身だしなみと言える香りです。

ジュニパーベリーのほのかなスパイス、そしてパチュリの淡い陰影が重なることで、軽やかさの奥に静かな深度が生まれ、「落ち着きと自由さを同時に持つ人」という印象が残りやすいです。
香りは声高に主張するタイプではなく、ふとした動きにだけ穏やかに立ちのぼります。その控えめさがかえって魅力を引き立て、周囲には安心感と柔らかな好感をもたらします。

過剰な演出を排したクリーンさは、「自然体で信頼できる」というイメージをそっと支えてくれます。
オーデサンスは、そんな穏やかな存在感を静かに強める香りです。

Eau des Sens Review
Eau des Sens Review

評価の良い口コミ

  • 柑橘の明るさが心地よい
  • 軽さと深みのバランス良い
  • 気分を整える香り
  • 男女に褒められやすい
  • ナチュラルで使いやすい

評価のいまいちな口コミ

  • 甘さが強く出ることも
  • やや持続短め
  • 石けんに感じる人も
  • 爽やか系が苦手だと軽い
  • 個性控えめに映る場合も

【豆知識】似合う香りは「お試し香水」で発見|まずは香りを試着してみましょう

「気になる!」と思ったら、すぐにでもボトルを迎えたくなりますよね。でも、ちょっとだけ気になるのが「本当に自分に似合うかな?」ということ。店頭のムエット(紙)で嗅いだ香りと、自分の肌につけて1日過ごした香りは、まったくの別物なんです。

朝は爽やかだったのに、夕方には重たく感じる。

逆に、最初は地味だと思ったのに、時間が経つほど肌に馴染んで「これだ!」となることも。服だって試着してから買うように、香水も自分の肌で試してから決めたほうが、後悔のない買い物ができます。

そんなときに便利なのが、お試しサイズ。

朝・昼・夜の香りの変化を全部確認できるから、「やっぱりこれ!」って自信を持ってボトルを迎えられます。

しかも、「色んな香りを楽しみたい派」なら、憧れブランドを何種類も揃えて日替わりで楽しむ、なんて贅沢な使い方も。ポーチに入るサイズだから、持ち歩いて夕方に付け直すのもスマートです。

お試しサイズのいいところ
  • 自分の肌で1日試せる
  • 気に入ったら自信を持ってボトルへ
  • 何種類も揃えて日替わりで楽しめる
  • ポーチに入れて持ち歩ける

「いい匂いだな」って思ったら、まずは試してみる。

それで気に入ったら、そのときボトルを迎えればいい。気楽に、自分のペースで、あなたの毎日を楽しませてくれる香水を探してみてください。

Perfume trial Ladies
Perfume trial Ladies

ディプティックが選ばれる理由と香りの美意識

多くの情報やトレンドが行き交う日々の中で、ふと静けさや自分らしさを取り戻したくなる瞬間があります。
居心地のよさを感じられる小さな“内側の領域”を探す気持ちは、誰にとっても自然なものかもしれません。

ディプティックの香水が長く親しまれてきた背景には、単に香りの心地よさだけでは語りきれない魅力があります。
パリで生まれたディプティックには、創業者たちが持っていた芸術のエッセンスや、旅の記憶を香りに落とし込む独特の姿勢があり、そこに触れると心のざわつきが静かに整っていきます。

ディプティックを立ち上げたのは、互いの世界観が静かに響き合った3人。
画家とデザイナーとして美術学校で感性を磨いた2人に、旅の経験が豊かな友人が加わり、その出会いがブランドの原点になっています。
彼らが目指したのは流行の追従ではなく、景色や感情の断片を香りというかたちで表現することでした。
たとえばオルフェオンには、創業者である3人がかつて集ったナイトバーの空気が閉じ込められ、一本の香りに記憶の温度が静かに息づいています。

この章では、ディプティックが受け継いできた美意識と、その香りが“精神的な安息”と呼ばれる理由をていねいに見ていきます。
香りと向き合うひとときが、日常の速度から少し離れ、内側の世界を深める時間につながるかもしれません。

ディプティックの香水が選ばれる理由

香りを選ぶとき、周囲でよく使われる香りとは少し違うものを探したくなる場面があります。
ただし、あまりにも個性的な香りは日常で使いにくいことも。

ディプティックの香水が支持される背景には、この“ちょうど良い差異”があります。
市場で広く使われる香りとは異なるモチーフが採用されることが多く、作品のような視点で構成されている点が特徴です。

その違いは、一般的な香りづくりとディプティックが展開してきた香りの着想源を並べると見えてきます。

一般的な香り・ディプティックの香りの比較

視点よくある香りの方向性ディプティックの香水の着想
モチーフ香料の組み合わせそのものに重心がある旅や自然の情景・土地の記憶をテーマにした香りを複数展開
印象作り日常で使われやすい構成が多い景色・植物・環境をもとにした構成が多い
方向性わかりやすい香りの構成に寄りやすい物語や体験を軸に香りが組み立てられている

こうした背景が、ディプティックが“ほんの少しだけ異なる位置に立つ”理由になっています。

たとえばタム ダオは、インドシナの森を思わせるサンダルウッドを中心に据えています。
華やかな香りが並ぶ中で、あえて余白の多いウッディへ寄せる構成は、ディプティックらしい選択といえます。
強い主張ではなく、まとう人の感性をそっと引き立てるように広がり、穏やかな個性として息づいていきます。

ディプティックの香水の特徴

ディプティックの香水の最大の特徴は、一つひとつの香りに明確な「ストーリー」が存在することです。
自然や旅先の風景、創業者が過ごした時間など、香りの背景となる情景が具体的にあり、その着想がそのまま香りの輪郭につながっているのです。
ディプティックの香水がもつ世界観は、代表的な香りを見ていくとより鮮明になります。

ディプティックの香りに込められた“世界観の一例”

香水名着想源世界観
Philosykos(フィロシコス)ギリシャのイチジクの木葉の影や木漏れ日を思わせる、青さのある風景
Orphéon(オルフェオン)1961年パリの実在バーかつての街角の空気がふとよみがえるような雰囲気
Do Son(ド ソン)ベトナム・ドソン地区の記憶海辺で過ごす時間の気配がゆっくりと漂う香り
Tam Dao(タム ダオ)インドシナ地域の思い出森の静けさを感じるサンダルウッドの余韻
L’Eau(ロー)伝統的なスパイスの処方スパイスがやさしく立ち上がる、あたたかな印象
Eau Rose(オー ローズ)ローズを主題にした構成花びらの質感がそっと浮かぶようなバラの香り

こうした背景があるため、ディプティックの香りには、まとう人が自分の中に持っている記憶や風景と重なる瞬間が生まれます。
特別な演出をしなくても、香りに触れたときに情景がゆっくり立ち上がる。
そんな余白が、ディプティックらしい世界のひとつといえます。

ディプティックの香りアイテムの魅力

ディプティックの香りは、香水だけで完結しません。
肌に触れるアイテム、部屋の空気を整えるアイテム、灯りと一緒に楽しむキャンドルなど、
“香りと過ごす時間” をさまざまな形で選べるつくりになっています。

どのアイテムにも、ディプティックが大切にしてきた風景や情景の感覚が宿り、
手に取ったときに小さな余白が生まれるような、やわらかな世界があります。
香りが生活のなかの“静かなしるし”のように広がっていくところが、幅広いラインならではの魅力です。

ディプティックが展開している主なラインを、使うシーンのニュアンスとあわせて整理しました。

ディプティックの香りアイテム例

カテゴリー主なアイテム例香りがもたらすニュアンス
ボディ・ハンドボディローション、ハンドクリーム肌にのばすたびに香りが近くで広がり、気分がゆっくり切り替わる
バス・クレンジングシャワージェル、シャワーオイル、ソープ湯気に香りが混ざり、バスタイムが少し豊かになる
ヘア・マルチケアヘアフレグランス、サテンオイル(ボディ&ヘア用)髪が動く瞬間にふわっと香りが重なり、自然な余韻が残る
ソリッド&アクセ系ソリッドパフューム、ブローチ(限定品)、スキンステッカー(限定品)持ち歩いたり、身につけたり、香りのまとい方を自由に楽しめる
ルームフレグランスルームスプレー、リード/電気式/砂時計型ディフューザー部屋の空気が変わり、空間にやさしい表情が生まれる
カー&小空間カーディフューザー、香りのオーバル車内や引き出しなど“ちいさな場所”にも香りを添えられる
キャンドルフレグランスキャンドル、リフィラブルキャンドル火を灯すだけで香りと光が重なり、部屋が穏やかに整う

肌にまとうアイテムは、その日の気分をそっと整えてくれるようなやわらかさがあります。
空間用のアイテムは、部屋にひと呼吸分の余白をもたらし、キャンドルは灯りと香りが重なる静かな時間をつくってくれます。ディプティックのアイテムには、それぞれに使う場面の物語があり、日常のひとこまにゆっくりと馴染んでいきます。

豆知識

実はディプティックの製品はリッツカールトンホテルのアメニティにも採用されているんです。


2022年、リッツカールトンホテルはディプティックと公式パートナーシップを結び、世界中のリッツカールトンホテルでバスアメニティとしてディプティック製品の導入を始めました。
客室には、シャンプーやコンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローション、石けんなどがそろい、旅先でもディプティックの香りに触れられる時間が用意されています。

導入されたのは、ブランドを代表する「フィロシコス」をベースにしたライン。
イチジクの木を着想源とした香りが、ホテルのバスルームにやわらかく広がるという取り組みです。
日本国内でも大阪や東京など複数のリッツカールトンで提供され、宿泊者が実際に使える形で展開されています。

また、一部のリッツカールトンホテルでは、ディプティックのギフトセットが販売されたり、限定のポップアップが行われた例もあり、 「泊まったときの香りを持ち帰りたい」という声に応える機会がつくられています。

こうした導入の積み重ねは、ディプティックが香りの分野で長く築いてきた丁寧なものづくりが、一流ホテルの品質基準にも応えられる存在であることをそっと伝えています。

日常の中でも安心して選べるブランドである、そんな静かな信頼につながる取り組みと言えるかもしれません。

失敗しないディプティックの選び方と効果的な使い方

ディプティックの香りを選ぶ時間には、どこか特別な静けさがあります。
好きな香りを探す、というよりも、今の気分や心の調子にそっと触れるようなひとときです。
どの香りにも物語があり、それぞれが“気持ちの向かう先”をやわらかく照らしてくれます。

香りをまとうと、ほんの少しだけ気分の距離感が変わります。
忙しい日の途中で呼吸を整えたい時や、思考を静めたい瞬間。
そんな時に、ディプティックの香りは静かに寄り添い、
自分の内側へ戻るための小さなきっかけになってくれます。

大切なのは、流行や誰かの基準ではなく、
「今日はどんな空気の中にいたいか」 という、ごくシンプルな感覚です。
好きな香りを選ぶというより、自分の状態に合う香りを迎えるイメージが近いかもしれません。この章では、気分に合わせた選び方や、
シーンによって香りを上手にまとうためのちょっとしたコツをまとめました。

香りで選ぶ|ディプティックは“自分という物語”を開く扉

ディプティックの香りは、気分や記憶と静かに結びつき、
その時の心の状態に寄り添うように広がります。
香りを“ただ良い匂い”で選ぶのではなく、
今の自分に必要な空気やリズムに合わせて選んでみると、
日常の中に小さな余白が生まれます。

ここでは、気分ごとに雰囲気が合う香りをご紹介します。
軽い深呼吸をするような気持ちで、読み進めてみてください。

静かに集中したいとき → タム ダオ

読書に没頭したいときや、思考を落ち着かせたい瞬間には、
ディプティックのタム ダオが穏やかに寄り添います。
サンダルウッドのやわらかなウッディノートが、心にすっと静けさを運び、
周囲の刺激との距離を適度に保ってくれます。

気持ちが散りやすい日でも、タム ダオの深い木の香りが、
考えごとにゆとりを与えてくれるはずです。

感性のチャンネルを開きたいとき → フィロシコス

新しいアイデアを探したい時や、感性をゆるやかに広げたい日には、
フィロシコス が軽やかに背中を押します。
イチジクの葉のグリーンと、ミルキーな果実の柔らかさが溶け合い、
心の中に風が通り抜けるような開放感が広がります。

ギリシャの風景から生まれた開放感ある香りなので、
視界がふっと明るくなるような“外の空気に触れる心地よさ”があります。

曖昧な余白を抱きしめたいとき → ド ソン

どこか懐かしい気持ちに触れたい日や、
心がやわらかくほどける瞬間を求めるときには、
ド ソンがそっと寄り添います。
テュベルーズの甘さと透明感が混ざり合い、
幼い頃の夏の日のような、やわらかな安心感が広がります。

肩の力を抜いて過ごしたいとき、
自分自身に休息を許すような優しい時間をつくってくれる香りです。

情緒の輪郭を整えたいとき → オー デュエル

気持ちが揺れやすいときや、落ち着きを取り戻したい瞬間には、
ディプティックの オー デュエル が向いています。
温かなバニラと、すっと引き締めるスパイスが重なり、
心の中の明暗をやさしく整えてくれます。

香りの深さが、慌ただしい思考に少しだけ静けさをもたらし、
安心して過ごせるリズムを取り戻すきっかけになるかもしれません。

イシカワ
イシカワ

気になる香りを、まずは少しだけ。
サブスクサービスや小分け香水なら、気軽に“自分との相性”を確かめられます。
なお、2025年12月現在「カラリア」でのディプティック取り扱いは終了しています。
だからこそ、Amazonや楽天で見つかる小分け香水で、そっと試してみるのがおすすめです。

利用シーンに合わせて濃度(オードトワレ/オードパルファン)を選ぶコツ

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ディプティックの香りは、
オードトワレ(EDT)オードパルファン(EDP) の2種類で展開されることが多く、
同じ名前の香りでも、まとったときの表情が大きく変わります。

軽やかに香らせたい日もあれば、
じっくりと余韻を楽しみたい日もありますよね。
そんなとき、濃度の違いを知っておくと、より自然に香りを選べます。

種類香りの強さ・持続香りの特徴向いているシーン印象の違い
オードトワレ(EDT)約3~4時間みずみずしく軽い。空気と一緒にふわっと広がる。日中・仕事・カフェ・控えめに香らせたい場面明るく、風通しのよい香り立ち。グリーンや柑橘が軽やかに響きやすい。
オードパルファン(EDP)約5~7時間香料の密度が高く、余韻に深みが出る。夜・特別な予定・長時間の外出同じ香りでも影や温度が強調され、ウッディやムスクが穏やかに残りやすい。

同じ香りでも、EDTとEDPで“物語が変わる”

フィロシコスやタム ダオなど、
ディプティックには オードトワレとオードパルファンが両方ある香り がいくつかあります。

その場合、

・オードトワレ:風景の“光”を描くような軽さ
・オードパルファン:物語の“影と奥行き”を描く濃度
という違いが生まれます。

香水名オードトワレオードパルファン
フィロシコス・イチジクの“葉”が主役のグリーンな立ち上がり・風が抜けるように軽やかで、日なたの爽快感・自然体で開放的、フレッシュにまとえる“果実と木”の丸みが深まり、静けさがじんわり広がる・ミルキーで柔らかい余韻が長く続く・影が差すような落ち着いた表情
タム ダオ・サンダルウッドの透明感が際立つ・森林の空気のようにすっと広がる軽さ・清涼感があり、集中したいときに向く木の温度とクリーミーな丸みが増す・柔らかく深い余韻が静かに残る・瞑想のような落ち着きが続く
ド ソン・テュベルーズの“透明感”が軽やかに広がる・海風のような爽快さがあり、日中でもまとうやすい・白花が涼しく香り、軽やかな印象テュベルーズの“濃密さ”とクリーミーさが深まる・官能的でありながら気品が残る大人の白花・夕暮れの海辺のような、静かな余韻が続く

このように“同じ香りの二つの表情”は、ディプティックならではの楽しさです。

一方で、オルフェオンのようにオードパルファンのみで展開される香りもあります。
また、オー ローズのようにオードトワレとオードパルファンの双方が存在しても、香りの“骨格”は共通のまま、印象の違いとして穏やかに表れるタイプの香水もあります。

ディプティックは同じ香りであっても、

・濃度によって明確に表情が変わるもの
・同じテーマを共有しながら、軽やかさと厚みの違いとして現れるもの

など、香りごとに“変化の幅”が異なります。
こうした、濃度による差がしっかりと出る香りと、世界観を共有しつつ繊細な変化に留める香りの両方がある点は、ディプティックの奥深い魅力のひとつと言えるでしょう。

豆知識

どちらを選ぶ?|気分で決める小さなガイド

ふだん何気なく選んでいる「EDT/EDP」ですが、
実はこの違いを少し意識するだけで、香りがまとう“空気の表情”が驚くほど変わります。
軽やかさと深み、そのどちらを選ぶかで、一日のムードまでそっと整っていきます。

軽くまといたい/職場で使いたい →オードトワレ
夜の予定/特別な日 → オードパルファン
同じ香りを季節で使い分けたい
 
春夏:オードトワレ
 秋冬:オードパルファン
香りの世界観を深く味わいたい →オードパルファン
自然体でいたい/香りを控えめにしたい → オードトワレ

香りを変えるのではなく、
“濃度で空気の幅を変える” と考えると、選びやすくなります。

ディプティックの香水をつけるおすすめの場所

香りは、身体のどこにまとうかによって “広がり方” と “持続の仕方” が変わります。
ディプティックのように繊細で詩的な香りは、体温の低い場所ほど、ゆっくり美しく立ち上がるのが特徴です。

まずは全体像をまとめたテーブルからご覧ください。

香りの広がり方と場所の違い

つける場所香りの広がり方持続時間の傾向向いている印象備考
手首・首筋体温が高く、一気に立ち上がるやや短め強めに香りを感じたい時ディプティックは“飛びやすい”ことも
腰まわりやわらかく上に立ちのぼる長め奥ゆかしい印象香りが自然に漂う
膝裏・足首歩くたびふんわり香る比較的長い控えめ・自然体香りの“余白”が生きる
衣服の内側ゆっくり一定に香るとても長い落ち着いた印象直射日光の当たらない裏地が◎

体温の高い場所は控えめに

一般的な香水マナーでは手首や首筋が推奨されますが、
体温が高いと香りがすぐに広がって薄まりやすいことがあります。

ディプティックのような繊細な香りは、
この“立ち上がりが早すぎる”状態だと本来の奥行きが十分に楽しめないことも。

穏やかに香る場所なら、腰・膝裏・足首

香りは下から上へと立ちのぼるため、
腰・膝裏・足首の内側はとても相性が良い場所です。

  • 体温が急に上がらない
  • 歩くたびにふわりと動く
  • 周囲に強く主張しない

これらの条件がそろうため、
ディプティック特有の“静かなのに印象に残る香り方”が自然に引き出されます。

特に、
「ふとした瞬間に香る奥ゆかしさ」
を求める方には、このつけ方がよく合います。

衣服の内側に軽くひと吹きも効果的

ブラウスの内側やジャケットの裏地など、
直射日光の当たらない布地にまとわせるのもひとつの方法です。
 ※デリケートな素材はシミになりやすいため、裏地など目立たない場所に軽く使うのがおすすめです。

ウッディ系やスパイシー系は、
布に触れることでまろやかに広がり、長く静かに香り続けます。

たとえば
「ディプティック タム ダオ オードパルファン」
のような落ち着いた香りは、衣服に移すと余韻がさらに深まり、
一日を通してやわらかな木の香りが続きます。

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まとめ

今回は、ディプティックという特別なフレグランスメゾンの魅力から、
人気の香りの特徴、そして心地よく使うためのコツまでを紐解いてきました。
ディプティックの香りが「良い匂い」で終わらず、長く愛され続ける理由には、
その背後にある物語性と、静かに心に触れるような深さがあります。

日々の生活のなかで、私たちは知らず知らずのうちに
外からのプレッシャーや雑音に包まれることがあります。
そんなとき、ディプティックの香りは、
自分の感性にそっと戻っていける場所 を思い出させてくれます。
誰にも語らない小さな記憶や気持ちを守る、やわらかな結界のような存在です。

選ぶときは、流行や他人の好みよりも、
今の自分にしっくりくる空気や気分 を大切にしてみてください。
タム ダオで思考を静めたい日、フィロシコスで心に風を通したい日、
香りは、小さな気分の変化に寄り添う“気持ちのツール”として働いてくれます。

使い方も、ほんの少し工夫するだけで表情が変わります。
体温の低い腰や足首にまとえば、ゆっくりと立ち上がる余白の美しさが際立ち、
ディプティックらしい穏やかな香り方が続きます。

ディプティックの香りは、強い感情や不安を押しこめるのではなく、
一度呼吸を整えて、自分らしさにそっと戻るためのきっかけ を与えてくれます。
この機会に、ご自身の内側に寄り添う一本を見つけてみてください。

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